カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞のチェン・カイコー監督作『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』予告編&ポスター解禁
香港スター、レスリー・チャン没後20年と映画公開30周年にあたる2023年の今年。1993年のカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞した傑作『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』が、全世界に先駆けて7月28日(金)より公開が決定。この度、同作の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
レスリー・チャン×コン・リー×チャン・フォンイー共演作『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』が鮮烈によみがえる!
本作は、中国映画界第5世代の巨匠チェン・カイコー監督が、京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇俳優の愛憎を、1925年から文化大革命時代を経て50年に渡る中国の動乱の歴史を背景に、圧倒的なスケールと映像美で描く一大叙事詩。
1993年カンヌ国際映画祭にて最高賞のパルム・ドール受賞をはじめ、同年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞、NY批評家協会賞外国語映画賞・助演女優賞(コン・リー)受賞、LA批評家協会賞外国語映画賞受賞、米アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど世界中の映画祭で絶賛。
特に女形の程蝶衣役を狂おしいほどの妖艶さで演じたレスリー・チャンに魅了される観客が続出した。
『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』【予告編】
今回解禁となった予告編では、京劇の俳優養成所で出会った2人の少年が支え合いながら成長し、大スターとなった程蝶衣(レスリー・チャン)と段小樓(チャン・フォンイー)の姿、そして段小樓の結婚相手として現れた娼婦の菊仙(コン・リー)の存在に「一生僕のそばにいて」と懇願する程蝶衣など、激動の時代、運命に翻弄されながらも愛と京劇に生きた程蝶衣を演じるレスリー・チャンのあまりに美しい愛の物語が映し出される。
あわせて解禁となったポスタービジュアルは、京劇「覇王別姫」を演じるレスリー・チャンの美しい横顔とともに、“夢のような永遠の一瞬をあなたと歩んだ―”というコピーが配された。
さらにチラシは両A面仕様で、涙を流すレスリーの表情が過酷な運命を予感させ、胸に迫る。
今年も5月16日(現地時間)より第76回カンヌ国際映画祭が開催中だが、30年前の第46回カンヌ国際映画祭にて、台湾のホウ・シャオシェン、イギリスのケン・ローチ、アメリカのスティーブン・ソダ―バーグやドイツのヴィム・ヴェンダースら並み居る名匠たちの作品を相手に、中国語の映画として史上初めてパルム・ドールを受賞する快挙を成し遂げた本作。
世界中の映画ファンをいまなお虜にする不朽の名作の4K版が、日本でワールドプレミアとなる。
【STORY】
京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。成長した彼らは、程蝶衣(レスリー・チャン)と段小樓(チャン・フォンイー)として京劇の古典「覇王別姫」を演じるなど一躍スターに。
女形の程蝶衣は覇王を演じる段小樓を秘かに愛していたが、娼婦の菊仙(コン・リー)と結婚してしまう。 やがて彼ら3人は激動の時代に苛酷な運命に翻弄されていく…。
【作品情報】
監督:チェン・カイコー(陳凱歌)
キャスト:レスリー・チャン(張國榮)、チャン・フォンイー(張豊毅)、コン・リー(鞏俐)、グォ・ヨウ(葛優)
原題:覇王別姫|FAREWELL TO MY CONCUBINE
1993年/中国・香港・台湾合作/172分/字幕:戸田奈津子
配給:KADOKAWA
©1993 Tomson(Hong Kong)Films Co.,Ltd.
公式HP:https://cinemakadokawa.jp/hbk4k/
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