アニメーション映画『プチ・二コラ パリがくれた幸せ』日本語吹替版予告編解禁& 監督・著名人コメント到着
第75回カンヌ映画祭スペシャル部門で正式出展で話題になり、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭にてクリスタル賞(最高賞)を受賞した『プチ・二コラ パリがくれた幸せ』がいよいよ6月9日より公開される。この度、日本語吹替版予告編と監督からメッセージが到着。さらに著名人らのコメントも届いた。
世界中で愛されるフランスの児童書の誕生秘話
原作者二人の喪失と創造の人生を描く実話
第75回カンヌ国際映画祭スペシャル部門に正式出品され話題となり、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭にてクリスタル賞(最高賞)を受賞した『プチ・二コラ パリがくれた幸せ』がいよいよ、6月9日(金)より新宿武蔵野館、ユーロスペース他にて公開!
この度、堀内賢雄さん、小野大輔さん、小市眞琴さんらが声優キャストを務めた日本語吹替版の予告編が完成!さらに、日本公開を前に、アマンディーヌ・フルドン&バンジャマン・マスブル監督らよりメッセージが到着した。
フランスで50年以上愛され続け、世界40以上の言語に(※)翻訳されているロング・セラー「プチ・ニコラ」。その魅力の源は、親友同士の原作者、ジャン=ジャック・サンペとルネ・ゴシニの運命に屈することのない人生にあったー。
本作を初めてアニメーション作品として映画化するにあたり、原作のイラストレーターであるジャン=ジャック・サンペがグラフィック・クリエーターとして参加。 原作者二人の人生に「プチ・ニコラ」の物語を交えて描く、子供時代へのノスタルジーと創作の喜びに満ちた物語は、2022年カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、その後、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞となるクリスタル賞を受賞!
今回、世界を魅了した、この愉快であたたかな物語と美しい映像を世代問わず楽しんで頂けるよう、オリジナル版に加えて日本語吹替版の上映が決定。 堀内賢雄さん(ルネ・ゴシニ役)、小野大輔さん(ジャン=ジャック・サンペ役)、そして小市眞琴さん(ニコラ役)ら豪華俳優陣が集結した日本語吹替版の予告編が解禁となった!
1955年、パリの街角にあるカフェでサンペ(CV:小野大輔)がゴシニ(CV:堀内賢雄)に「君は文才があるだろう。よければ一緒に組まないか。君が物語を作って僕が絵を描くのさ」と提案。親友同士の共同制作はアイディアと創る喜びにあふれ、小学生のニコラ(CV:小市眞琴)のキャラクターと天真爛漫な日常が色鮮やかに紡ぎ出されていく。 一方、ゴシニとサンペはそれぞれ過酷な少年時代を過ごしており、親族をホロコーストで失ったゴシニが「君のように家族に囲まれてパリで暮らしたかった」とニコラに語りかけるシーンは創作の原点を想起させる。
“悲しみを知っているから幸せな物語が紡げた”ゴシニとサンペの親友二人。それぞれ声を担当した堀内賢雄さん、小野大輔さんは収録を振り返り「すごくいいコンビでできた」(堀内)、「掛け合いの中で自然と「歳の離れた親友」になれたような気がしました」(小野)と相性抜群で、劇中の会話がよりストレートに伝わってくるのは吹替版ならでは。小市眞琴さん演じるキュートなニコラもファン必見。オリジナル版とはまた異なる魅力たっぷりの日本語吹替版もぜひスクリーンで!
さらに、日本公開にむけて、アマンディーヌ・フルドン&バンジャマン・マスブル監督と本作音楽担当で『アーティスト』(11)でアカデミー賞音楽賞を受賞したルドヴィック・ブールスの熱い思いあふれるメッセージが到着!
■監督:アマンディーヌ・フルドン&バンジャマン・マスブル
この作品は、50年前の古きよきフランスを舞台に、友情、家族、親子の関係という普遍的な物語を描いている。この映画をご覧になった方々に希望と幸福感を抱いてもらえるとうれしいです。
■音楽:ルドヴィック・ブールス(『アーティスト』)
子供の頃に読んだ「プチ・ニコラ」の物語は、周りの人に対して心を開くきっかけとなり、自分自身についての認識を形成してくれるものでした。私が音楽でこの映画に参加したことが、日本の皆さまの心の琴線に触れることを願っています。
【予告編】
著名人からのコメント
また、本作に魅了されたアニメジャーナリストの数土直志さん、GAINAX京都 代表取締役 プロデューサー武田康廣さん、イラストレーターのウマカケバクミコさん、編集者の南谷佳世さんからのコメントも到着!
■数土直志(アニメジャーナリスト)
上質な絵で描く生意気で可愛い少年ニコラとそれを生み出した作者たちのふたつの物語、1本で二度おいしいです!
■武田康廣(GAINAX京都 代表取締役 プロデューサー)
少年たちの物語と作者たちの青春と友情、夢と人生への思いがものすごく奇麗で優しいアニメーションとして描かれていました。ああ、フランスに行きたくなるなぁ。
■ウマカケバクミコ(イラストレーター)
大好きなパリの街並みを旅するように、次から次へと、愛らしい絵の世界が軽快に展開し、最後までワクワクが止まりませんでした。イラストレーターとして、とても興味深く、共感の嵐、しみじみ〜。
■南谷佳世(編集者)
子どもっていいな。友だちっていいな。軽やかな動き、心おどる音楽。これだから映画っていいなあ。
【STORY】
やんちゃな小学生ニコラが、幸せを連れてくる――。
パリの街並みを望む小さなアトリエ。イラストレーターのサンペと作家のゴシニは、いたずら好きの男の子のキャラクター、ニコラに命を吹き込んでいた。大好きなママのおやつ、校庭での仲間達との喧嘩、先生お手上げの臨海学校の大騒ぎ・・・。ニコラを描きながら、望んでも得られなかった幸せな子供時代を追体験していくサンペ。また、ある悲劇を胸に秘めるゴシニは、物語に最高の楽しさを与えていった。
児童書「プチ・ニコラ」の心躍らせる世界を創造しながら、激動の人生を思う二人。ニコラの存在は、そんな彼らの友情を永遠のものにしていく・・・。
【作品情報】
原作:ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ 監督:アマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブル
脚本:アンヌ・ゴシニ、ミシェル・フェスレー 音楽:ルドヴィック・ブールス(『アーティスト』)
出演者:アラン・シャバ、ローラン・ラフィット、シモン・ファリ他
原題:Le Petit Nicolas – Qu’est-ce qu’on attend pour être heureux?/フランス/2022/仏語/ビスタ/5.1ch/86分/字幕・吹
替翻訳:古田由紀子/原作:「プチ・二コラ」(世界文化社刊)/映倫:G /後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フラ
ンセ日本 ユニフランス/配給:オープンセサミ、フルモテルモ
公式サイト
© 2022 Onyx Films – Bidibul Productions – Rectangle Productions – Chapter 2
6月9日(金) 新宿武蔵野館、ユーロスペース他全国順次公開
【関連記事】
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」素晴らしいクライマックスとは…?<あらすじ 考察 解説 評価 レビュー>
ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』カンヌ国際映画祭で6分間のスタンディング・オベーション!
「マンネリ化してる…」ウェス・アンダーソン監督作品に対する批判の声を紹介。独創性は失われてしまったのか?