映画『スパイダーマン』でピーター・パーカーを演じ、その人気を獲得した有名俳優トム・ホランド。彼は俳優業の他にも短編映画の監督やコンピューター・アニメーションの声優など、多彩な才能を発揮している。そんな彼が、『スパイダーマン』から“離れたい”という気持ちを吐露したようだ。早速現地のメディアを参考にその内容を見ていこう。

トム・ホランド、「スパイダーマンシリーズ」出演への不安明かす

人気俳優トム・ホランドが先日、米The Hollywood Reporterのインタビューに応じた。このインタビューで彼は、「スパイダーマン」という役から実は離れたいと考えていることを明かしている。

7年間という長い期間に渡り、彼はピーター・パーカーという役を映画3部作で演じてきた。

彼が出演した最も新しい作品は2021年に映画『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』で、同作が公開されて以降、4作目の製作状況は多くのことが明らかになっていない。

トム・ホランドは最新作のミーティングに関して、「僕自身、そしてエイミー(マーベルスタジオの社長)、ケヴィン(製作総指揮)、レイチェル(映画プロデューサー)に、マーベルの他の幹部が同席することもある。”共同作業 “なんだ。最初の数回のミーティングは『なぜまたこれをやるのか』という内容だった。その(第4作目を制作するための)理由を、僕達は見つけることができたと思う。クリエイティブの面では、現状にとても満足している」

「でも、ちょっと不安もあるんだ。全てのフランチャイズ作品において、4作目にはちょっとした欠点がある。最初のフランチャイズ作品として、もう既にホームランを打った気がするんだ。このキャラクターに新しく命を吹き込むことのできる、次のラッキーな人にこのバトンを無事渡して、胸を張って卒業したいという気持ちもあるんだ」と語った。

アンドリュー・ガーフィールドがピーター・パーカーを演じた『アメイジング・スパイダーマン2』の3年後に公開されたトム・ホランド版の一作目『スパイダーマン:ホームカミング』の公開は、軽やかな魅力が評価され、人気シリーズとなった。今後もトム・ホランドが演じるピーター・パーカーの活躍を見続けたいというファンは少なくないだろう。

現在、開発の真っ只中であるトム・ホランドを主人公とするスパイダーマン作品4作目は、脚本家組合ストライキに影響を受け、現在は製作が中断している。しかし、制作チームは4作目のアイディアにかなり満足しているようで、マーベルの社長を務めるケヴィン・ファイギは2月に、脚本家たちが既にそのストーリーを執筆していると明かしている。

公開日は未だ、未定となっている。現段階では、脚本家のストライキが収束し、4作目のスパイダーマンに関する詳しい情報が出てくるのを心待ちにすることしかできなさそうだ。

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