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映画史上もっともキュートなシリアルキラーが誕生! 映画『Pearl パール』ショート予告2種&町山智浩らコメント到着

text by 編集部

映画『ミッドサマー』を手がけたスタジオ、A24が贈る映画『Pearl パール』。スターになることを夢見る田舎の少女が、シリアルキラーになってしまう狂気を描き、全米公開時に“女版ジョーカー”と評され、主演のミア・ゴスにはオスカーを!と賛辞が贈られた。今回はそんな本作をいち早く鑑賞した著名人からのコメントと、予告編を解禁。

映画史上もっとも無垢でキュートなシリアルキラー誕生!
“パール”の魅力が満載の予告編解禁

映画『ミッドサマー』を手掛け、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が第95回アカデミー賞で部門を受賞し話題の映画スタジオ、A24が贈る最新作『Pearl パール』。

スクリーンの中で踊るスターの華やかな世界に憧れるパール。人里離れた農場で、厳格な母と体が不自由な父に育てられた彼女の愛への渇望が、夢を育み、両親からの異常な愛が、その夢を腐らせていく……。

籠の中の無垢なる少女が抑圧から解き放たれたとき、比類なき無邪気さと残酷さをあわせもつシリアルキラーが誕生する……!

【ストーリー】

スクリーンの中で踊る華やかなスターに憧れるパールは、敬虔で厳しい母親と病気の父親と人里離れた農場に暮らす。

若くして結婚した夫は戦争へ出征中、父親の世話と家畜たちの餌やりという繰り返しの日々に鬱屈としながら、農場の家畜たちを相手にミュージカルショーの真似事を行うのが、パールの束の間の幸せだった。

ある日、父親の薬を買いに町へ出かけ、母に内緒で映画を見たパールは、そこで映写技師に出会ったことから、いっそう外の世界
への憧れが募っていく。

そんな中、町で、地方を巡回するショーのオーディションがあることを聞きつけたパールは、オーディションへの参加を強く望むが、母親に「お前は一生農場から出られない」といさめられる。

生まれてからずっと“籠の中”で育てられ、抑圧されてきたパールの狂気は暴発し、体を動かせない病気の父が見る前で、母親に火
をつけるのだが……。

著名人コメント全文

「無垢とか夢とか希望とか愛とか恋とか理想とか、そういうものがすべて意味を裏返して鰐に食われてしまうような話で、その鰐すらパールに食われてしまうに違いないエンディング。」
岩井志麻子(作家)

「アメリカ映画の大伝統ー陰惨で非情な家庭崩壊劇であった。
なのにこんなにも明るく素敵な、真っ赤なハッピー・エンド!」
菊地秀行(作家)

「楽しいミュージカル映画が始まるかのようなメルヘンさに油断していたら心臓を殴られました。
あんな鳥肌が立つエンドロールを観たのは初めて。唯一無二のゾワゾワ、、最高です!」
コレサワ (シンガーソングライター)

「パールが“X”へと堕ちる。哀しくも恐ろしいプリクエル。
アナキンが“ダースベイダー”に変貌するのとは異なる、瞠目すべき新作。
これは、“ホラー”というゴシックな殻(ジャンル)を X 状に粉砕して産まれた新次元のニューウェーブ・ホラーだ!
そして、ミア・ゴスにはオスカーを渡すべきだ。」
小島秀夫(ゲームクリエイター)

「感情移入できそうで、全然できない。共感できそうで、全然できない。そんなこじれまくったヒロインを演じたミア・ゴス、最高ですね。すでにオスカーレベルの女優だと思います。」
駒井尚文(映画.com 編集⻑)

「選ばれず、愛されず、それでも諦めきれず……。彼女は生来壊れていたのか、夢に壊されたのか。
狂い咲く切なさ。A24発ヴィランの儚き誕生秘話(オリジン)」
SYO(物書き)

「エメラルドの都が血でジャッロ色に染められる……地獄の釜で煮込んだ『オズの魔法使』か。
何よりも恐ろしいのは主演ミア・ゴスの悪魔的演技。
あの「笑顔」が夢に出てくる。睡眠時間を返して欲しい。」
茶一郎(映画レビュアー)

「夢はあるが自信がない。結果も出ない。じゃあもう殺るしかないじゃない!
パールに対する恐怖と同情心の両方を植え付け、観る者の心を真っ二つに引き裂く。
ミア・ゴスの笑顔の持久力にも驚嘆!!」
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

「厳格すぎる規律は、自由だけでなく思考と知識も奪う。
そうして考える機会を失くしたパールが妄執に飲み込まれてゆく様は、恐ろしさよりも切なさが際立つ。
パールを憑依させたミア・ゴスの瞳から、最後の最後まで目を逸せない。」
野水伊織(声優)

「人生で観たホラー映画のベスト3にはいる恐ろしい作品」
平池由典(映画業界紙「文化通信」)

「昔懐かしい名作映画のような世界で繰り広げられるスラッシャーホラー!
銀幕スターを夢見る少女はなぜ殺人⻤になったのか?
同情したくなるような、でもやっぱり理解できないようなパールの笑顔を目に焼き付けろ!」
ビニールタッキー(映画宣伝ウォッチャー)

「少女の純粋さと、家庭の薄暗さをグロテスクなほどに浮き彫りにした、まさに退廃的アートホラー!!
終始殺人犯であるパールの視点で描かれているのがとても斬新で、だからこそ彼女の気持ちが理解でき、不道徳な行為すらも応援したくなるような心地よい嫌悪感がありました。
『エンドロール』まで全てが作品です!!」
ファイルーズあい(声優)

「パールの壊れた笑顔には見覚えがある。
焦りながらも何かを待ちぼうけする人の笑顔。可哀想で悲しくてゾッとする。そんな人がコロシをするので面白いにきまっています。」
不吉霊二(漫画家・イラストレーター)

「ポップでバイオレンスなスター誕生!
真紅のドレスに身を包み、鮮烈なデビューを飾るパールにスタンディングオベーションが止まらない!!
パールはきっと、あなたの推しになる。あの笑顔は一生ものです。」
ホラー映画取締役

「農場、ダンス、ブルーフィルム、ワニ、殺戮といったモチーフを相似させた前日譚は、スペイン風邪のパンデミックを予見させることで、現代社会へ対する批評性も伴わせた怪作に!」
松崎建夫(映画評論家)

「⻩金時代ハリウッド映画のテクニカラーのような映像美と、とろけそうなほど甘くロマンチックな音楽が奏でる『オズの魔法使』地獄変だ!」
町山智浩(映画評論家)

「ひたむきな憧憬が、熱烈なあまり狂気に振り切れてしまう。嗚呼パール、あなたの可愛らしい夢が、赤い血に姿を変えて滴るのは痛ましい。ミア・ゴス一世一代の怪演大舞台!」
真魚八重子(映画評論家)

映画『Pearl パール』は7月7日(金)より
TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

監督:タイ・ウェスト
脚本:タイ・ウェスト、ミア・ゴス
出演:ミア・ゴス、デヴィッド・コレンスウェット、タンディ・ライト、マシュー・サンダーランド、エマ・ジェンキンス=プーロ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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|原題:Pearl|2022年|アメリカ映画|上映時間:102分|R15+

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