ホーム » 投稿 » 海外映画 » 劇場公開作品 » 何が面白い? 話題を呼ぶ理由は? 映画『マッド・ハイジ』徹底考察。クララを演じたハーフ美女とは? 忖度なしガチレビュー » Page 3

裸も厭わない!
アクの強い役者たちがコミカルに演じきる

c SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM
c SWISSPLOITATION FILMSMADHEIDICOM

ディストピア化したスイスの大統領を、嬉々として演じているのがキャスパー・ヴァン・ディーン。『スターシップ・トルーパーズ』のジョニー・リコ役が有名だが、そのキャリアのほとんどをB級テレビムービーで埋めてきており、本作では無意味にトップレスなメイドを従えながら低予算映画で培ったアクだけで演じきる。

ハイジは秘密警察に捕らえられ、強制収容所にブチこまれる。ここからは女囚モノの雰囲気になり、入所時には全裸にされてホース噴射で丸洗い、という定番シーンも。

この施設でハイジはクララ・ゼーゼマンと出会う。クララを演じているのはスペイン×日本のハーフのアルマル・G・佐藤という女優さん。モデルとしても活躍しているそうで、スタイル抜群の美人なのだが、この作品では冴えない雰囲気なのがもったいない。

いろいろあってハイジは施設を脱走するが、逃げ延びた先で謎の師匠で出会い、テコンドーと剣術の修行を開始と、カンフー映画的な展開に。そして、イチから精錬して作り上げたバトルアックス(戦闘用の斧)を持ち、ダークでキュートなコスチュームに身を包んだ「マッド・ハイジ」として、国家に復讐を開始するのだ。

1 2 3 4 5
error: Content is protected !!