ヒュー・グラントがウンパ・ルンパに! 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』、監督が語るキャスティング秘話を紹介
映画『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の予告編が先日公開された。予告編には主演を務める俳優ティモシー・シャメラの姿の他に、俳優ヒュー・グラントがカラフルなウンパ・ルンパとして登場している姿が確認できる。今回、ポール・キング監督がキャスティングについて言及したようだ。
「ヒュー・グランドがウンパ・ルンパだ」
『パディントン2』以来の2度目のタッグ
映画『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、12月15日(金)に日米同時公開される。主役のウィリー・ウォンカを演じるのが人気俳優ティモシー・シャメラということはもう既に知っている人も多いだろう。しかし、まさか俳優ヒュー・グラントが、ウンパ・ルンパとして登場するとは予想外だった方も多いはず。
米Empireによると、ポール・キング監督が映画『パディントン2』にて、悪役フェニックス・ブキャナンを演じたグラントと再タッグを組むことを決めたのは、原作である作家ロアルド・ダールの『チャーリーとチョコレート工場』を再読したことがきっかけだったという。
予告編の発表直前に、米Empireの取材に応じたキング監督は「『チャーリーとチョコレート工場』を読み返し、詩を読み、ウンパ・ルンパの声が皮肉で、残酷で、滑稽で、でも邪悪な声だったのを思い出して、あぁヒューに似てる!って思ったんだ」と述べた。
また1971年の映画『夢のチョコレート工場』の大ファンであるキング監督は、オレンジと緑色という個性的なウンパ・ルンパの見た目を、ヒュー・グラントの姿で再現したいと考えていたようだ。
「私の頭の中では、ウンパ・ルンパとはそういうものだと感じていたのです。71年の映画『夢のチョコレート工場』は、僕だけでなく他の人たちにも愛されている作品だから、その内容を縮小再生産したようなものにはしたくなかったんだ」と語った。
ちなみに2005年の映画『チャーリーとチョコレート工場』の製作を務めたティム・バートン監督は、俳優であるディープ・ロイを映画内で登場する全てのウンパ・ルンパにキャスティングした。キング監督は、このキャスティングに対し「ティム・バートン監督が試みたことは、私には全くできなかった。彼は天才だから。彼がやったようなやり方でリメイクすることできなかったし、私は原作がとても好きなのです」と述べたようだ。
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、12月15日(金)に日米同時公開される。主演のティモシー・シャメラの演技に注目が集まる本作。ウンパルンパとして登場するヒュー・グラントにも期待大だ。