日本初公開作品も!
上映作品の紹介
日本初上映!
『Dance Craze /2 Tone の世界 – スカ・ オン・ステージ!』Dance Craze
1981年 / 50分 / イギリス
監督:ジョー・マソット
出演:ザ・スペシャルズ、マッドネス、ザ・ビート、ザ・ボディスナッチャーズ、ザ・セレクター
1980年に大流行したスカ・リヴァイヴァルを体現したバンドのライヴだけで綴った楽しいコンサート映画。ザ・スペシャルズ、マッドネス、ザ・ビート、ザ・セレクター、ザ・ボディスナッチャーズ、バッド・マナーズの6組が1曲ごとに交代し、踊らずにはいられない強烈なスカ・ビートが続く。特にスペシャルズのオリジナル・メンバーによる演奏はゴキゲン。
『ジャム DJAM』 Djam
2017年 /97分 / フランス、ギリシャ、トルコ
監督:トニー・ガトリフ
出演:ダフネ・パタキア、シモン・アブカリアン、エレフセリア・コミ、ヤニス・ボスタンツォーグロウ
© 2017 Princes Productions – Pyramide Productions – Auvergne-Rhône Alpes Cinéma – Blonde -Güverte Films – Princes Films
トニー・ガトリフの 2017年の作品。相変わらず音楽ありきのロード・ムーヴィー。今回の舞台はギリシャとトルコ。エーゲ海の演歌のような大衆音楽レンベティカが随所に聞こえてくる背景で、ジャムという若い女性は父のボートの壊れた部品を買いにイスタンブルへ。そこで出会ったフランス人女性アヴリルとつるんで2人で帰ってくる道は脱線だらけ。
『Dread Beat and Blood/ダブ・ポエット リントン・クウェシ・ジョンスン』Dread Beat and Blood
1979年 / 44分 / イギリス
監督:フランコ・ロッソ
出演:リントン・クウェシ・ジョンスン
© 1979 The British Film Institute
11歳でジャマイカからロンドンに移住したリントン・クウェシ・ジョンスンはジャマイカ訛りの詩をレゲェのビートに乗せる「ダブ・ポエット」として活動、差別を受けながらも生き生きとした音楽を生んだカリブ文化を伝える。1979年にデビューした時期の彼を追ったこのドキュメンタリーでは音楽活動の他に人種問題に取り組んだ雑誌の編集者としての姿も見ることもできる。
『ジョン・クリアリー@Live Magic 2018』Jon Cleary Trio with Nigel Hall Live in Tokyo, October 21st, 2018
2018年 / 80分 / 日本
監督:Shotaro Takahashi
出演:ジョン・クリアリー、カーネル・ウィリアムズ、A.J.ホール、ナイジェル・ホール
©2020 629inc.
2023年の Live Magic(ぼくが監修するフェスティヴァル)で5年ぶりに来日するジョン・クリアリーは長年ニュー・オーリンズを拠点にファンキーな活動を続ける素晴らしいピアニスト。2018年に同じフェスで撮影した演奏をDVDで発売中だが、この度更に高画質ヴァージョンを大きいスクリーンで上映が決定。これを見てぜひライヴの方にも足を運んでいただきたい。
『エチオピーク 音楽探求の旅』Ethiopiques – Revolt Of The Soul
2017年 / 70分 / 独、ポーランド、エチオピア、仏、米
監督:マチェイ・ボシュニャク
出演:フランシス・ファルセト、アムハ・エシェテ、ギルマ・ベイェネ
© HBO Europe s.r.o. / Pokromski Studio Sp. z o.o. Sp. k. /
アフリカ大陸の中でどことも異なった音楽文化を持つエチオピアの大衆音楽が自由に栄えたのは1960年代後半から70年代半ばまでの短い期間だった。90年代に、それまで知られていなかったその驚くべき音楽と偶然出会ったフランシス・ファルセトというフランス人の研究によって、エチオピアの音楽がいかにして世界で聴かれるようになったかを描いたドキュメンタリー。
『ルーツを掘る – アーフーリー・レコード物語』This Ain’t No Mouse Music – The Story Of Chris Strachwitz and Arhoolie Records
2013年 / 92分 / アメリカ
監督:クリス・サイモン、 モーリーン・ゴスリング
出演:ライ・クーダー、ライトニン・ホプキンス、タージ・マハル、ボニー・レイット
© Sage Blossom Productions
ドイツからの移民だったクリス・ストラクウィツ(2023年死亡)は1960年にサン・フランシスコ近辺で設立したアーフーリー・レコードで、数十年にわたってアメリカ南部のあらゆるルーツ・ミュージックを記録し続けた。利益などをほとんど度外視し、自分で現地録音したおびただしい数のレコードを発売してきたクリスの貴重な活動を追ったドキュメンタリー。
『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド』
Travelin!”Band – Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall
2022年/ 86分 / アメリカ
監督:ボブ・スミートン
出演:クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイバル(ダグ・クリフォード、スチュ・クック、ジョン・フォガティ、トム・フォガテ
ィ)、ジェフ・ブリッジス(ナレーション)
配給:オンリー・ハーツ
© 2022 Concord Music Group, Inc.
CCRが行った1970年のヨーロッパ・ツアーは有名なライヴ・アルバムで記録されたが、4月14日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの公演では映像も撮影された。50年以上を経てその姿がいよいよ公開されることになった。前半はジェフ・ブリジズが語るバンドの歴史、後半は40分ほどの熱演がそのまま展開される。(1回のみのプレミア・ショウ)
『リバイバル 69 ~伝説のロックフェス~』Revival69: The Concert That Rocked The World
2022年/99分/カナダ、フランス
監督:ロン・チャップマン
出演:ジョン・レノン&ザ・プラスティック・オノ・バンド、チャック・ベリー、アリス・クーパー
提供:東北新社/バップ 配給:STAR CHANNEL MOVIES
© ROCK’N ROLL DOCUMENTARY PRODUCTIONS INC., TORONTO RNR REVIVAL PRODUCTIONS INC., CAPA PRESSE (LES FILMS A CINQ) 2022
ジョンとヨーコのプラスティック・オノ・バンドの初ライヴということで有名なトロントの1969年のロックンロール・フェスティヴァルがどのようにして開催されたか、そうとう危ない橋を渡った関係者たちの無謀な計画が最後の最後になって実を結んだ奇跡のような物語。チャック・ベリー、リトル・リチャードなどの熱演も多数。(1回のみのプレミア・ショウ)
本映画祭初上映!
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』
『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』
『ソングス・フォー・ドレラ』
『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』
『コーダ あいのうた』
『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』
『アザー・ミュージック』
『ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック』
『響け!情熱のムリダンガム』
『ZAPPA』/『ソング・オブ・ラホール』
『ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実』
『ロッカーズ』
『ガッジョ・ディーロ』
『ザ・コミットメンツ』
『ブラジル・バン・バン・バン』
その他アンコール上映
『AMY エイミー』
『BILLIE ビリー』
『MONK モンク | モンク・イン・ヨーロッパ』
『ジャズ・ロフト』/『ランブル 音楽界を揺るが
したインディアンたち』
『ブリティッシュ・ロック誕生の地下室』
『バビロン』
【映画祭詳細】
Peter Barakanʼs Music Film Festival 2023
日時:2023年9月1日(金)―9月21日(木)
会場: 角川シネマ有楽町(ビックカメラ有楽町8階)
料金:一般/2,000円 シニア/1,300円 大学生/1,500円 映画サービスデー(毎月1日)・水曜サービスデー・日曜最終回/1,300円
TCGメンバーズカード割引/【土・日・月・金曜】1,400円【火・木曜】1,200円
主催: マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム、VALERIA
配給: コピアポア・フィルム 宣伝: VALERIA
協力: ディスクユニオン
公式サイト
公式 Twitter:@barakansmff
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