1955年アメリカの砂漠の街“アステロイド・シティ”がスペインに出現!?メイキング映像解禁
ウェス・アンダーソン監督といえば、CGを極力使用せず、実際にセットを建てて撮影するアナログな手法が特徴的であり、計算しつくされたセットに夢中になるファンも多い。
本作についても、「ポスプロでいろいろいじることもしようと思えばできたけれど、あえてスペインのセットで撮影しています。これが役者におおいに影響を及ぼします。スカーレット(・ヨハンソン)が「まるで舞台劇みたいだった」と言っていたけれど、まさにそういう狙いなんです」とウェス監督は語る。
舞台となる砂漠の街“アステロイド・シティ”は、建物のみならず、岩や山、サボテンまでもが人の手で造られたセットだ。ほぼグリーンバックなしで撮ったとは信じられないような出来栄えだが…、それを証明するメイキング映像が到着した。
メイキングで、砂漠のセットを作るために、広大な平地を探し求めてスペイン・チンチョンにたどり着いたと語るウェス監督。岩のセットには、まずミニチュアを作って配置を調整するといった徹底した仕事ぶりがとらえられている。
さらに、1955年という時代を彷彿とさせる仕上がりの建物や、途切れた高速道路へのオンランプのようなセットへのこだわりなど、“アステロイド・シティ”に込められた魅力をウェス監督が語る。
もちろん、本メイキング映像には、1度もグリーンバックは登場しない。