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権力の内部にいる女性が直面する困難な状況を描いた映画『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』予告&場面カット解禁

text by 編集部

今年3月にフランスで公開され、大ヒットした本作。世界最大の仏原子力会社の労働組合代表だったモーリーン・カーニーを、フランスを代表する女優のイザベル・ユペールが演じる。権力の内部にいる女性が、いまも直面する困難な状況を包み隠さず描いた本作は、10月20日(金)より公開予定。今回はそんな本作の予告編と場面カットを解禁する。

5万人の従業員を守るため内部告発したモーリーン
彼女が何者かに襲撃されるシーンから始まる予告映像解禁

『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』
C2022 le Bureau Films Heimatfilm GmbH + CO KG France 2 Cinema

今回解禁する予告映像は、5万人の従業員を守る労働組合代表のモーリーン・カーニーを演じるイザベル・ユペールが、身支度をしている最中に、何者かに襲撃されるシーンから始まる。

有名な大企業である、原子力企業アレバ(現オレノ)の社長や、フランス政府の閣僚にさえ怯まず、毅然とした態度で立ち向かうモーリーン。

しかし被害者であるはずの彼女は、警察からは容疑者の目を向けられてしまう。

社会や組織における女性、政治と経済の権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国問題など、モーリーンを取り巻く様々な問題が、あぶり出されていくサスペンスフルな展開に目が離せない。

併せて解禁された場面カットも、モーリーンを演じたイザベル・ユペールが、大勢の従業員を守るため強い信念と正義感で、裁判や企業のトップに挑む姿を捉えている。

映画界を代表する名女優が、権力の内部にいる女性がいまも直面する困難な状況を体当たりで演じる本作は、10月20日公開。

【あらすじ】

会社とその未来、そして従業員の雇用を守るため、中国とのハイリスクな技術移転契約の内部告発者となったモーリーン。

そんな彼女が自宅で襲われるという肉体的暴力と、それを自作自演だと自白を強要する権力側からの精神的暴力に対し、屈することなく6年間闘い続け、無罪を勝ち取るまでを描いた、驚愕の実話。

【予告編】

『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』は10月20日(金)より
Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開

『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』
C2022 le Bureau Films Heimatfilm GmbH + CO KG France 2 Cinema

監督:ジャン=ポール・サロメ
脚本:ファデット・ドゥルアール
撮影:ジュリアン・ハーシュ
音楽:ブリュノ・クーレ
出演:イザベル・ユペール/グレゴリー・ガドゥボア/フランソワ=グザヴィエ・ドゥメゾン/ピエール・ドゥラドンシャン/アレクサンドリア・マリア・ララ/ジル・コーエン/マリナ・フォイス/イヴァン・アタル
2022年/フランス・ドイツ/フランス語、英語、ハンガリー語/121分/カラー/1:2:35 シネマスコープ/5.1ch/原題:LASYNDICALISTE
C2022 le Bureau Films-Heimatfilm GmbH + CO KG-France 2 Cinema

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