原作を知らない方も大丈夫! Netflixで配信の実写版『ONE PIECE』の原作おさらい&実写シリーズの内容も紹介
Netflixで配信される実写版『ONE PIECE』。原作者の尾田栄一郎が製作に携わり、日本語吹き替えは、アニメ版声優が担当するというこだわりを見せる。しかし、原作を知らない方も安心してほしい。今回は、漫画未読の方も楽しめるように、原作内容のおさらいと、実写版でのストーリーを米colliderを参考にご紹介する。
本稿でまるっとおさらい
原作内容&実写版シリーズの内容をご紹介!
大ヒット漫画『ONE PIECE』の実写ドラマが、8月31日にNetflixで配信スタートする。
漫画が連載されてから経過した月日は25年以上。漫画作品に関しては1000章以上、アニメも1000話以上、映画作品は12本以上が世に出ている。
その内容を考慮すれば、原作者・尾田栄一郎が時間を掛けて作り上げた、今からこのルフィとの壮大な冒険の世界へと踏み出そうと試みる方は、その歴史の長さを前に怖気付き、試しに漫画を読んでみようと伸ばしたその手を、下ろしてしまうかもしれない。
しかし、31日より配信が行われるNetflixの実写シリーズでは、本編の自由奔放さや楽しさを維持したまま、視聴する者を『ONE PIECE』の世界へと導き、わかりやすい導入となっているので、あまり心配はいらない。
今回は、Netflixで配信される実写『ONE PIECE』シリーズに登場するキャラクター、ストーリーの内容を簡単にご紹介していく。
『ONE PIECE』は、伝説の海賊ゴールド・ロジャーが残した宝「ワンピース」をめぐる、主人公・ルフィ率いる麦わらの一味の冒険を描く。
ゴールド・ロジャーの財宝を見つけた者は、海賊王になれると言われている。このルフィ海賊団は、ルフィの特徴である麦わら帽子にちなんで「麦わらの一味」と呼ばれる。
主人公ルフィを含む5人のクルーは、実写シリーズ最初の物語で仲間となる。また登場人物達は、アニメ作品のオリジナル声優に敬意を表し、日本語吹き替え版では同じ声優がその役を演じている。
モンキー・D・ルフィ(イニャキ・ゴドイ)は、冒険好きで陽気な麦わらの一味の船長。彼を象徴する麦わら帽子は、彼がお手本とする海賊のシャンクス(ピーター・ガディオ)から預かったものである。
ルフィの夢は、ワンピースを見つけ出し、海賊王になること。
17歳の彼は、故郷の村を出発し、人生最大の冒険に出ることを決意する。また、ルフィは幼い頃、誤って悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べてしまったことで、全身ゴム人間になる。
それにより、あり得ない長さまで全身を伸ばし、敵に強烈なパンチを浴びせることが可能となった。まさに大胆不敵な強いリーダー。
ロロノア・ゾロ(新田真剣佑)は、麦わらの一味の戦闘員で、ルフィの右腕的存在。最も信頼できる友人である彼は、麦わらの一味に入る以前は「海賊狩り」として恐れられている存在であった。
しかし、ある時ルフィに助けられ、麦わらの一味に加わることに。ゾロの夢は世界一の剣豪になること。両手に1本ずつ、口に1本の刀を咥え、計3本の刀を同時に振るう三刀流の剣士だ。
基本的に船の上で寝ていたり、お酒を飲んだりしていることが多い。しかしいざとなると頼りになる強力な仲間の一人である。
ナミ(エミリー・ラッド)は、麦わらの一味の航海士。危険で神秘的な海を渡る手助けをしている存在である。また、ナミは何よりもお金が大好き。
彼女の育った村は、アーロン(マッキンリー・ベルチャー3世)という危険な海賊の支配下にあった。アーロンに、航海士として地図を描かされていたナミは、いつか村の自由をアーロンから買い取り、村を彼の支配から解放しようと企てていた。
また、ナミは金儲けだけでなく、仲間を大切にし、必要な時に仲間に喝を入れるような存在でもある。
ウソップ(ジェイコブ・ロメロ)は麦わらの一味の狙撃手(スナイパー)。危険となるべく距離を置く性格の持ち主。自分の壮大な嘘の冒険談を展開する。基本的に臆病だが、仲間を救出するために、自分の恐怖を乗り越えることも。
実は、ウソップの父親は、ルフィに影響を与えた海賊シャンクスの海賊団のクルーでもある。
サンジ(タズ・スカイラー)は、東の海イーストブルーで、麦わらの一味に加わったメンバー。海の上を旅する水上レストラン、バラティエのコックとして働いていたこともあり、彼は船上で、仲間達に料理を振る舞うシェフとして活躍する。
サンジは、料理に使用するその手を戦闘で使わない。そのため、彼の戦闘スタイルは素早く力強い蹴りを中心に展開される。クルーに加わると、料理の腕前もあり、直ぐにルフィの信頼を得る。その一方で、ゾロに対抗心を燃やし、ナミに恋心を抱くようになる。
Netflixの実写版『ONE PIECE』第1シーズンでは、漫画の最初の100章と、アニメの61エピソードに相当する内容のようだ。
最初の物語では、ルフィが初めて海賊王になるための旅を始める部分を描く。
シャンクスという名の海賊に強く感化されたルフィは、17歳になると冒険に乗り出し、ワンピースを探し始め、すぐにゾロのような仲間や味方に出会う。
ルフィとゾロはナミと出会うが、ナミは海賊を軽蔑している。ルフィたちは村を乗っ取るピエロをテーマにした海賊バギーから町を解放しようと試みる。
その後、ナミを新たなナビゲーターとして、3人はシロップ村にたどり着き、今度はそこでウソップに出会う。シロップ村では、海賊の襲撃により村が危険に晒される。
しかし、ルフィとその仲間の協力で、村の全員の安全を守ることに成功。麦わらの一味は、最初の船、ゴーイング・メリー号を手に入れることに。
新しい船を手に入れたルフィ一行は、水上レストラン「バラティエ」へと向かう。シーズン1で扱われる最後の物語で、麦わらの一味は、かつての海賊王ゴールド・ロジャーが生まれ、処刑された場所であるローグタウンにたどり着く。
そこで彼らは、巨大な冒険の次のステップであるグランドラインに入るために、強力な敵に立ち向かうようだ。
また、悪魔の実の存在も、『ONE PIECE』を個性的な作品にしている大きな要素である。
悪魔の実は、食べた者に特殊な力を与える不思議な果物。
その力は、ルフィのゴムゴムの実のように体がゴムのように伸びるゴム人間に変化するものから、全身を刃物に変えるもの、衝撃波で地震を起こすもの、動物に姿を変えられるものと、様々なものがある。
しかし、悪魔の実の能力者は、皮肉にも海に嫌われることとなり、一生泳げない体質になってしまう。
また、『ONE PIECE』の地理も、非常に神秘的で多くのファンを魅了する要素の1つだ。
その世界は大きくノース、サウス、イースト、ウエストブルーの4つの海に分かれている。そこにグランドラインと呼ばれる地球の真ん中を横切るユニークな海が存在する。
第1シーズンの舞台は全てイーストブルーで、グランドラインの入り口に向かうクルーの姿を追う。グランドラインは世界で最も危険な場所とされ、強力な海賊、説明のつかない天候、そして解明すべき謎が多く存在する海となっている。
遂にNetflixで配信される実写版『ONE PIECE』。想像の翼を大きく広げてくれる『ONE PIECE』原作者の尾田栄一郎。彼が認めた本シリーズの内容が一体どのようになっているのか、乞うご期待。
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