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2017年4月、英国ファッション協議会とVOGUEが選ぶ英国最優秀新⼈デザイナーに選ばれたMOPのクリエイティブ・ディレクター、エイミー・パウニーは、10万ポンドの賞金を得て、自身の生き方のルーツにつながるサステナブルなブランドへの移行を決意する。

当時ファッション業界は⼤量消費の真っ只中、農場では児童労働がまかりとおり、環境を汚染する化学肥料を使う製
造工程は当たり前で、⼆酸化炭素は中国やアメリカに次ぐ量を排出。環境活動家の両親をもつエイミーは、その状況に危機感を覚えていた。

原材料から製造過程まで、すべてにおいてサステナブルなブランドの立ち上げを決意したエイミーは、新たなラインをNo Frills（飾りは要らない）と名づける。コレクションの発表は、2018年9月のロンドン・ファッション・ウィーク。準備期間はわずか18ヶ月だった。

しかし、サステナビリティへの取り組みが遅れているファッション業界は壁となり、彼女達は困難に見舞わられる。さらに、やっとの思いで見つけた工場にも、発表まであと3ヶ月のところで、工場から製造が間に合わないため、降りるという連絡が入る。クロエはなんとか説得を試みようとするが…。果たして、無事にコレクションは発表できるのか？