『ミステリと言う勿れ』4週連続1位!3連休で興収34億円突破。『イコライザー』など新作もランクイン【週末興行ランキング】
10月10日、興行通信社より週末映画動員ランキング(10月6日~10月8日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。3週連続1位を継続している『ミステリと言う勿れ』や、二宮和也主演『アナログ』、人気シリーズの最終章となる『イコライザー THE FINAL』の結果は?
『ミステリという勿れ』4週連続1位!
新作は『アナログ』『ガルパン』など3作品がランクイン
今週の動員ランキングは、『ミステリと言う勿れ』(東宝)が週末3日間で動員22万1000人、興収3億1100万円をあげ、4週連続で1位の座を守った。スポーツの日で祝日となった10月9日(月)までの累計成績は、動員255万人、興収34億円を突破している。
2位には、ビートたけし初の書き下ろし恋愛小説をタカハタ秀太監督が二宮和也主演で映画化した『アナログ』(東宝/アスミック・エース)が、初日から3日間で動員17万6000人、興収2億5200万円をあげて初登場。祝日を含む4日間成績では、動員24万5000人、興収3億4400万円となっている。
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの主人公・悟を二宮が演じ、喫茶店「ピアノ」で悟と偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に同じ場所で会う」約束をする謎めいた女性・みゆきを波瑠が演じている。共演は桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、他。
3位には、前週2位で初登場した『沈黙の艦隊』(東宝)が続き、週末3日間で動員13万5000人、興収1億9200万円を記録。累計成績は動員63万人、興収8億5700万円となった。
4位には、2015年の劇場版に続き、2017年から公開されてきた人気アニメのOVA『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』(ショウゲート)が初登場。戦車を使った武道〝戦車道〟が大和撫子のたしなみとされる世界を舞台に、大洗女子学園戦車道チームの面々の成長を描いている。監督はシリーズを通して手掛けてきた水島努、声の出演は渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、他。
5位には、アントワーン・フークア監督とデンゼル・ワシントン主演のアクション・シリーズ第3弾にして最終章『イコライザー THE FINAL』(ソニー)がランクイン。元CIAのトップエージェントであり、世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人(通称:イコライザー)が、イタリアを舞台に大切な人々を守るため再び仕事を始める。ダコタ・ファニングが謎のCIA捜査官を演じ、「マイ・ボディガード」以来19年ぶりにワシントンと共演している。
既存作品では、6位の『映画プリキュアオールスターズF』(東映)が累計成績で動員97万9000人、興収11億9400万円を記録。本作はプリキュアシリーズ20周年記念作品であり、オールスターズ作品としては5年ぶりとなる。シリーズ最高興収をあげた2018年公開の15周年記念作品「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」の興収11億5000万円を上回り、シリーズ最大のヒットとなった。
今週は、既存作の『ジョン・ウィック:コンセクエンス』が根強い人気なことに加え、『イコライザー THE FINAL』、『BAD LANDS バッド・ランズ』などの新作が登場したことで、作品の毛色や主人公の立ち位置は違えど、巨悪を相手取るクライム作品が奇しくも揃った結果となった。
【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2023年10月6日~月8日)
1(1)『ミステリと言う勿れ』:4週目
2(初)『アナログ』:1週目
3(2)『沈黙の艦隊』:2週目
4(初)『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』:1週目
5(初)『イコライザー THE FINAL』:1週目
6(3)『映画プリキュアオールスターズF』:4週目
7(4)『ジョン・ウィック:コンセクエンス』:3週目
8(6)『二十歳に還りたい。』:2週目
9(7)『ホーンテッドマンション』:6週目
10(5) 『BAD LANDS バッド・ランズ』:2週目
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