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ワルシャワ・ゲットー蜂起から80年。映画『戦場のピアニスト』が4K映像で甦る! メインビジュアル&場面写真&予告編も解禁

text by 編集部

アカデミー賞®主要3部門、カンヌ国際映画祭パルムドールなど、数々の栄誉に輝いた映画『戦場のピアニスト』。たった1人で戦場をさまようユダヤ人ピアニストを描いた不朽の名作が、劇中でも描かれる、ワルシャワ・ゲットー蜂起から80年目の今年、初の4Kデジタルリマスター版として公開決定。併せてメインビジュアル、予告編も解禁する。

第二次世界大戦中を生き抜いたひとりのピアニストの実話
名作『戦場のピアニスト』4Kデジタルリマスター版で蘇る

映画『戦場のピアニスト』
©2002 STUDIOCANAL Heritage Films Studio Babelsberg Runteam LtdAll Rights Reserved

主人公ウワディスワフ・シュピルマンによる驚くべき実話をもとに監督した、世界的名匠ロマン・ポランスキー。

自らも幼い頃クラクフのゲットーで過ごし、母を収容所で亡くしたポランスキーが、自身の体験に裏打ちされた恐ろしいまでのリアリズムで映像化した。

主演は、エイドリアン・ブロディ。本作でアカデミー賞主演男優賞を史上最年少で獲得した。昨今ではウェス・アンダーソン監督作の常連としても知られている。

またショパンの名曲の数々が、まるで鎮魂歌のように全編にわたって美しい音色を響かせる本作。多くのエキストラを起用した凄まじい移動シーンや荒れ果てた街の風景、あるドイツ兵との出会いのシーンをはじめ、4K 版で蘇った映像の深く美しいコントラストにも注目だ。

この度、『戦場のピアニスト』4Kデジタルリマスター版のメインビジュアルも完成。主人公たちが過ごしたゲットーの無慈悲な壁と共に、生の象徴とも言えるピアノの鍵盤がデザインされている。

併せて解禁された予告編では、家族と暮らしていたシュピルマンたちの日常が徐々に崩れ、ユダヤ人たちが迫害されていく様から始まり、シュピルマンの辿る数奇な道がショパンの旋律にのせて描かれる。

映画『戦場のピアニスト』
©2002 STUDIOCANAL Heritage Films Studio Babelsberg Runteam LtdAll Rights Reserved

【STORY】

ユダヤ人のウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)はピアニストとして一目置かれる存在だったが、1939年にドイツ軍のポーランド侵攻によって第二次大戦が勃発、家族とともにワルシャワ・ゲットーに強制的に移住させられる。

自由を奪われ、常に死の恐怖に怯える毎日。やがて何十万のユダヤ人が強制収容所に移送される中、ゲットーを逃げ出すシュピルマンだったが、本当の地獄ははじまったばかりだった…。

【映画『戦場のピアニスト4K』予告編】

映画『戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版』12/1より
角川シネマ有楽町ほか全国順次ロードショー

映画『戦場のピアニスト』
©2002 STUDIOCANAL Heritage Films Studio Babelsberg Runteam LtdAll Rights Reserved

出演:エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、フランク・フィンレイ、モーリン・リップマン、エミリア・フォックス、エド・ストッパード、ジュリア・レイナー、ジェシカ・ケイト・マイヤー
原作:ウワディスワフ・シュピルマン
脚本:ロナルド・ハーウッド
撮影:パヴェウ・エデルマン
編集:エルヴェ・ド・リューズ
音楽:ヴォイチェフ・キラル
監督:ロマン・ポランスキー
原題:The Pianist / 2002年/カラー/フランス・ポーランド・ドイツ・イギリス・アメリカ/英語・ドイツ語・ロシア語/150分
配給:KADOKAWA 宣伝:マーメイドフィルム、VALERIA
後援:ポーランド広報文化センター、NPO法人ホロコースト教育資料センター、イスラエル大使館
公式HP
公式Twitter(X):@SenjoPianist

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