任天堂『ゼルダの伝説』の実写映画化が決定。監督を務めるのは…? 相次ぐゲームの実写化。その背景を解説
日本のみならず、世界中で愛される『ゼルダの伝説』シリーズ。任天堂は11月8日、同シリーズの実写映画の製作を進行していることを発表した。世界中のゲームファン垂涎のこのニュースについて、米Movie Webを参考に紹介しよう。
任天堂ゲーム実写化が目白押し
『ソニック・ザ・ムービー』(2022)や『名探偵ピカチュウ』(2019)、『アーケイン』(2021)、そして『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)―。テレビ界や映画界では、近年ゲームを原作とした作品がヒットを飛ばしている。このラインナップに、近いうち『ゼルダの伝説』が加わるかもしれない。
任天堂は11月8日、ソニー・ピクチャーズエンターテインメントと提携し、同社の人気シリーズ『ゼルダの伝説』を実写化することを発表した。
『ゼルダの伝説』は、1986年に日本人デザイナーの宮本茂氏と手塚卓志氏によって生み出された人気ゲーム。マリオやポケモンと並ぶ同社の歴史上最高のビデオゲームフランチャイズであり、子どもから大人まで楽しめる人気シリーズとして知られている。
同社によれば、実写版のプロデューサーは、同社代表取締役フェローの宮本茂と、アラッドプロダクション代表のアヴィ・アラッドが共同で担当。監督は『メイズ・ランナー』シリーズや『猿の惑星/キングダム』(2024)をウェス・ボールが務めるといわれており、ファンは期待の声が寄せられている。
実のところ、ゼルダ実写化の噂は、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)の大ヒットからささやかれてきた。ファンの間では、すでに、理想のキャストとしてトム・ホランドやティモシー・シャラメの名前が挙げられており、神秘的で広大な世界を大きなスクリーンで視聴できることに期待も高まっている。
ただ、アニメ映画作品ではなく、実写映画とのことで、ファンの声には、不安が入り交ざっているのも正直なところだ。もし、本作がファンの期待に応えられなかった場合、そのダメージはかなり大きいものになるだろう。
なお、同社では、『ゼルダの伝説』以外にも、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の続編や、『ルイージマンション』の実写化、ドンキーコング主演のスピンオフ作品も準備中とのこと。同社の今後に期待したい。
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