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映画「タクシードライバー」ラストシーンは主人公の妄想!? 孤独なテロリストを描いた問題作<あらすじ 考察 解説 評価>

text by 編集部
映画『タクシードライバー』の1シーン。主演のロバート・デニーロ

映画『タクシードライバー』の1シーン。主演のロバート・デニーロ【Getty Images】

タクシードライバー

3.5

●カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)
●アカデミー賞
作品賞
主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)ノミネート
助演女優賞(ジョディ・フォスター)ノミネート
作曲賞(バーナード・ハーマン)ノミネート
●英国アカデミー賞
助演女優賞 (ジョディ・フォスター)
●ロサンゼルス映画批評家協会賞
男優賞(ロバート・デ・ニーロ)
音楽賞(バーナード・ハーマン)
●ニューヨーク映画批評家協会賞
男優賞(ロバート・デ・ニーロ)
●全米映画批評家協会賞
監督賞
主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)
助演女優賞(ジョディ・フォスター)
●ブルーリボン賞
外国作品賞

演出:
14点
脚本:
14点
配役:
18点
映像:
12点
音響:
15点

映画「タクシードライバー」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! マーティン・スコセッシ監督の代表作。ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスターが出演。音楽はバーナード・ハーマン。映画『ジョーカー』(2019)をはじめとした後世の傑作に多大な影響を与えた、この映画の真の魅力、そしてその結末とは?

(※配信に関する情報は2022年10月時点のもの)

タクシードライバーのあらすじ

ベトナム帰還兵であるトラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は、戦争のトラウマに起因する不眠症に悩まされていた。ニューヨークのタクシー会社に就職したトラビスは、同僚が行きたがらないスラム街や高級住宅街へも積極的に車を走らせる。

映画『タクシードライバー』の1シーン。主演のロバート・デニーロ
映画『タクシードライバー』の1シーン。主演のロバート・デニーロ【Getty Images】

タクシーに乗って徘徊する彼の目に飛び込んでくるのは、麻薬や暴力に汚染された街の姿だ。退廃した街の有り様に悪態を突きながら、日々を無気力に過ごすトラヴィスだったが、ある日1人の女に一目惚れ。相手は大物政治家・チャールズ・パランタインの事務所で働くベッツィ(シビル・シェパード)だ。

トラヴィスはベッツィに近づくため、パランタインの選挙活動にボランティアとして参加したいと申し出る。パランタインから警戒されるトラヴィスだったが、ベッツィはそんな彼に興味を抱き、親しく話すようになる。

トラヴィスはベッツィをデートに誘うものの、彼が入り浸っているポルノ映画館へ連れて行ったことですっかり愛想を尽かされてしまうのだった。

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