ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』1位獲得!映画『あの花』や『トットちゃん』など新作も【週末興行ランキング】

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』1位獲得!映画『あの花』や『トットちゃん』など新作も【週末興行ランキング】

text by 編集部

12月4日、興行通信社より週末映画動員ランキング(12月8日~12月10日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。前回1位を獲得した映画『翔んで埼玉 』はじめ、ティモシ・シャラメ主演作『ウォンカとチョコレート工場の始まり』など今週公開の新作の結果は?

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が初登場1位!
『あの花が咲く丘で~』と『窓ぎわのトットちゃん』もランクイン

© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
© 2023 Warner Bros Ent All Rights Reserved

今週の動員ランキングは、「チャーリーとチョコレート工場」の主人公ウィリー・ウォンカの若き日の物語を、ティモシー・シャラメ主演で描く『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(ワーナー)が初登場1位を獲得した。

初日から3日間の成績は、動員26万6800人、興収4億1700万円を記録している。夢見ることを禁じられた町で、ウォンカが亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開こうと奮闘する。監督は「パディントン」シリーズのポール・キング、共演はケイラ・レーン、ヒュー・グラント、他。

2位には、累計発行部数85万部を突破した汐見夏衛の小説を、福原遥と水上恒司のW主演で映画化した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(松竹)が、初日から3日間で動員24万6500人、興収3億2200万円をあげランクイン。1945年の日本にタイムスリップした女子高生の百合が、そこで出会った特攻隊員の彰に惹かれていくラブストーリー。監督は成田洋一、共演は伊藤健太郎、嶋崎斗亜、他。

3位には、前週と同じく『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(東映)が続き、週末3日間の成績は動員16万6300人、興収2億4900万円となった。3週連続で前週比アップを続けており、累計成績は動員81万人、興収11億5000万円を突破した。

2週連続1位だった『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(東映)は、週末3日間で動員13万3100人、興収1億8900万円をあげ、4位となった。累計成績は動員107万人、興収14億7700万円を超えている。

5位には、公開6週目を迎えた『ゴジラ-1.0』(東宝)が続き、累計成績は動員270万人、興収41億5400万円を突破した。

また、6位に黒柳徹子が自身の幼少期を描いた自伝的ベストセラー小説をアニメーション化した「映画 窓ぎわのトットちゃん」(東宝)がランクイン。落ち着きがない事を理由に小学校を退学になってしまうトットちゃんを大野りりあな、トットちゃんを受け入れるトモエ学園の校長・小林先生を役所広司が演じ、監督は八鍬新之介が務めている。

今週のランキングでは『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が首位を獲得。洋画が1位を獲得したのは、9月の『ホーンテッドマンション』ぶりである。また、新作からは『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』、『窓ぎわのトットちゃん』に加えて、その他ランクインしている邦画は『ゴジラ』『鬼太郎』など、第二次世界大戦前後の昭和を舞台にした作品が多くみられる。昨今の世情が関係しているのだろうか。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2023年12月8日~12月10日)

1(初)『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』:1週目
2(初)『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』:1週目
3(3)『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』:4週目
4(1)『翔んで埼玉 -琵琶湖より愛をこめて-』:3週目
5(2) 『ゴジラ-1.0』:6週目
6(初)『窓ぎわのトットちゃん』:1週目
7(5)『首』:3週目
8(4)『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』:2週目
9(6)『ナポレオン』:2週目
10(7)『怪物の木こり』:2週目

【関連記事】
『ゴジラ』を超える反戦映画? 大人が夢中になるワケ『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』考察&評価。忖度なしガチレビュー
迫力は歴代最強なのに…『シン・ゴジラ』を超えられないワケ。映画『ゴジラ−1.0』徹底考察&解説。忖度なしガチレビュー
北野武の集大成なのに…映画ファンが”もやもやする”ワケ。『首』考察&評価。時代劇の解体は成功したのか? 徹底解説

error: Content is protected !!