映画賞多数受賞の話題作! 映画『ミツバチと私』関根麻里、シシド・カフカなど著名人コメント&イラスト&監督動画コメント解禁
スペイン映画『ミツバチと私』は、ベルリン国際映画祭の銀熊賞に加え、ギルド賞をW受賞するなど世界各国から注目を集めている話題作だ。今回、2024年1月5日(金)の公開を前に、監督のインタビュー動画に加え、村山輝星、関根麻里、シシド・カフカなどのコメント、イラストレーターの原倫子、柊有花によるイラストが到着した!
ベルリン国際映画祭史上最年少主演俳優賞受賞の話題作
監督のインタビュー動画解禁!
第73回ベルリン国際映画祭にて史上最年少で主演俳優賞を受賞したスペイン映画『ミツバチと私』は、自分の性別に悩み《本当の自分》を探す8歳の主人公と、葛藤しながらも寄り添う家族の物語。
ベルリン国際映画祭の銀熊賞に加え、ギルド賞をW受賞。さらに、第26回マラガ・スペイン映画祭でも最優秀スペイン映画賞を受賞するなど世界各国から注目を集め、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では96点と高い満足度を記録した話題作である。
今回、2024年1月5日(金)の日本公開を前に、子供のジェンダーアイデンティティというテーマと、当事者家族の会への取材を重ねて得られた当人を取り巻く人々の重要性を描いた本作への思いを語ったエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督のインタビュー動画が解禁される。
監督は、「家族との関係が、自分探しの旅にどう影響するのかを探りたかった」と語っており、トランスジェンダーの悩みを抱える本人だけでなく、母、祖母ら3世代の視点を交え、それぞれの考えで人生を生き抜く姿を描く。
併せて、村山輝星、関根麻里、シシド・カフカ、サトシン(絵本作家)をはじめとする各界の著名人からコメントに加え、数多くの人気イラストレーターを輩出するコンペティション「ザ・チョイス」入選の経歴を持ち、書籍、雑誌などエディトリアルを中心に活躍するイラストレーターの原倫子からイラストが到着。
休暇でスペイン・バスク地方へやってきた主人公のアイトールが、祖母に連れられご近所さんに「孫娘?」と声をかけられ少し嬉しそうな笑みを浮かべる情景を鮮やかに描写している。
さらに、国内外での展示のほか、イラストや文章、選書など、分野の枠を超えて表現活動をするイラストレーターの柊有花からも、カーニバルの人魚の衣装を身につけベッドに横たわる、まるで海の底に沈んでいるようなアイトールの心情を表した美しい青が印象的なイラストが届いた。
【監督コメント動画】
【コメント】
■村山輝星(俳優・タレント)
私は私。ありのままの私を受け入れて欲しい。ココの心の叫びが容赦なく私にも突き刺さる。
あなたが苦しんでいるのは、あなたの周りが固定概念に縛られているから。
ミツバチが本能のままに生きているように、あなたも内なる心に正直に生きて良いと思う。
そうよ、ルチア、自分探しを続けるあなたを私は応援しています。
■関根麻里(タレント)
自分のアイデンティティーへの葛藤や、繊細な表現を8歳にして演じた主人公に惹き込まれました。
主人公だけでなく家族も一緒に悩み、そして成長していく姿にとても感動しました。
■シシド・カフカ(ミュージシャン・女優)
その表情に その仕草に
心の機微が表れる度
胸が締め付けられた
そして最後の母を見つめる瞳に 救われた
それぞれの視点
それぞれの正義
それぞれの葛藤
無意識の中に潜む私のそれは
誰かを否定するのだろうか
■春名風花(声優・舞台女優)
蜜蝋みたいに身体も溶かせたらいいのに!
“名前を呼ばないで。”と子供に言われたら、貴方はどう思いますか?
世論や医学が進化しても、本人の望みを聞けるのは自我を得てからのこと。何年かはきっと、確実に違和感に苦しんでしまう。
「なんにでもなれるわ。」 母はどんな思いでこの言葉を発したのだろう。 人を理解するって難しい。 でも、向き合おうとするその過程こそが、美しい。 これは、世界が”彼女”を見つけてあげるまでの物語。
■サトシン(絵本作家)
絵本「わたしはあかねこ」を創作して以来(絵本作家でお話書いてます)、トランスジェンダーさんや関係の皆さんとお会いしたり連絡いただくこともまあまああり、そんなことから自分なりに興味を持っての鑑賞。自分自身も幼少期から変わった子、変な子と思われることもあっただけに、モヤモヤしたりハッとするところもあったが、主人公と迷いながらも受け入れていく家族の描かれ方にリアルを感じつつ共感。どんなパーソナリティであっても自分らしく暮らせる社会であることの大切さをあらためて感じた。拙著的に言えば、「すべての人が、それぞれに、心にあかねこを飼っている」のだから。
■呉美保(映画監督)
シンプルでいて綿密、繊細でいて緩急もある。
全方位張り巡らされた登場人物たちの多様な感情。
ソラグレン監督の、家族と社会に対する思いを凝らした柔らかな演出が好きです。
■伊藤さとり(映画パーソナリティ)
自分探しをする幼き命に、家族はどう介入して行けばいいのか。
この永遠のテーマを切り口に、美しい自然の中でゆっくりと確信するあどけない横顔の美しさにハッとさせられた。
自分は本当に、大切な命を理解しているか。
個ではなく家族でジェンダーを考える更に踏み込んだ水面のような作品だ。
■よしひろまさみち(映画ライター)
大人が居心地いいと感じるフツーは、子どもにとってもそうなのか? 否。
ありのままに生きることを阻害する権利は誰にもない。
アイトールの表情、怒り、モヤモヤを見れば、それが一発で明白になる。
■鈴木みのり(作家)
トランスジェンダーやジェンダーに揺らぎのある子どもを描いた貴重な作品であるが、同時にさまざまな女性たちの生き方、仕事、関係性にも緩やかな光を当てる。さらに、マイノリティの困難を、「誰だってたいへん」というクリシェには埋もれさせず、しかし縦横に舞う“20,000 匹のハチ”のひとつに位置づける絶妙なストーリーテリングに舌を巻く。映画も、現実のマイノリティの存在も、狭量な誰かの教科書になる必要はない。そこに生きている誰かの存在を、まずはじっと見つめてほしい。
■児玉美月(映画文筆家)
「死んだら生まれ変わって女の子になれるかな?」とまだ幼い子が聞く。
「死ななくていい。あなたはすでに女の子よ。しかも誰よりもかわいい」と問われた大人は答える。こんなふうに包み込む大人がこの世界に増えたなら、きっと救われる命がたくさんあるだろう。
【STORY】
夏のバカンスでフランスからスペインにやってきた家族。8歳のアイトールは、自分のジェンダー・アイデンティティが分からず、違和感と居心地の悪さの悩み、心を閉ざしていた。
母はそんなアイトールを愛しながらも向き合い方に迷っている。
ある日、叔母が営んでいる養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチや自然と触れ合うことで心をほどき、多様性を受け入れ、ありのままで生きていきたいという思いを強くしていく――。
映画『ミツバチと私』2024.1.5(金)より
新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
撮影:ジナ・フェレル・ガルシア
美術:イザスクン・ウルキホ
編集:ラウル・バレラス
出演:ソフィア・オテロ パトリシア・ロペス・アルナイス アネ・ガバライン
2023 年/スペイン/128 分/1:1.85/スペイン語・バスク語・フランス語/英題:20,000 SPECIES OF BEES/カラー/5.1ch/字幕:大塚美左恵
配給:アンプラグド 後援:駐日スペイン大使館 © 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
unpfilm.com/bees_andme
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