サスペンス映画『落下の解剖学』カンヌ・パルムドール受賞に続きゴールデン・グローブ賞2部門受賞! 監督喜びの受賞スピーチも
第76回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、本国フランスで130万人を超える観客を動員したヒューマンサスペンス映画『落下の解剖学』が、1月7日(現地時間)に開催された、第81回ゴールデン・グローブ賞で脚本賞、非英語作品賞の2部門を受賞した。これを受け、ジュスティーヌ・トリエ監督が感謝の言葉を述べた。
“本年度映画賞最注目作品”
ジュスティーヌ・トリエ監督喜びのスピーチ
カンヌ国際映画祭の最高賞である、パルムドールを獲得した監督のジュスティーヌ・トリエは、今作で初の栄誉となるゴールデン・グローブ賞を獲得。
受賞スピーチでは「脚本執筆時はコロナ禍の真っ最中で、私はパートナーでもあり共同脚本家でもあるアルチュール・アラリと、ひたすらアパートに閉じこもって執筆していました。あの状況で死者が出なかったことが不思議ね。転落死があり、カップルが喧嘩して、犬が吐く映画ですから(笑)」とブラックジョークを飛ばす一幕も。
そして「でも、私はこの作品をどうしても作りたかった。全てがうまくいったかはわからないけれど、本作を全力で励ましてくれた皆様、本当にありがとうございます」と熱い感謝を述べた。
カンヌ国際映画祭で審査員⻑を務めた奇才リューベン・オストルンド監督からは「強烈な体験だった」と破格の称賛を獲得したほか、ゴッサム賞、ナショナル・ボード・オブ・レヴューなど名だたる映画賞を続々と受賞、<本年度映画賞最注目>と名高い『落下の解剖学』。今回のゴールデン・グローブ賞獲得で、アカデミー受賞に向かって王手をかけた。
【STORY】
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)に殺人容疑が向けられる。
現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ〈真実〉が現れるが――
映画『落下の解剖学』2/23(金・祝)
TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー!
監督:ジュスティーヌ・トリエ
脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ
出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツ
配給:ギャガ
原題:Anatomie d’une chute|2023年|フランス|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|152分|字幕翻訳:松崎広幸|G
©2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne‐Rhône‐Alpes Cinéma
公式HP
X: @Anatomy2024
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