映画『タイタニック』が打ち立てた未だ破られない記録とは? 名優レオナルド・ディカプリオと興行収入にまつわる逸話を紹介
公開から27年の月日が経過した現在も愛される映画『タイタニック』には、興行収入10億ドルを突破したことの他にも、驚くべき記録がいくつも残されている。その中でも特に俳優レオナルド・ディカプリオに関わる、ある記録が大変興味深い。今回はその詳細な内容について現地メディアScreen Rantを参考に紹介する。
名優レオナルド・ディカプリオ
超えられない10億ドルの壁
映画『タイタニック』は、画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズの情熱的でドラマチックなラブストーリーを描き、多くの人々を物語の虜にした。
1997年の公開から27年近く経った今でも、公開当時に打ち立てたいくつかの記録を保持する歴史的名作でもある。
例えば、映画『ベン・ハー』(1959)や、映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003)と並び、オスカー賞を11回獲得。今でもアカデミー賞で最も多くの賞を受賞した映画作品となっているのだ。
驚異的な記録はこれだけではない。実のところ俳優レオナルド・ディカプリオに関わるもう一つの特別な記録が残っている。
それは『タイタニック』が「レオナルド・ディカプリオ唯一の10億ドル映画」という記録だ。
俳優レオナルド・ディカプリオは、映画『タイタニック』以前より、映画作品内で重要な役を演じ、19歳という若さで、アカデミー賞にノミネートされた才能溢れる映画俳優だ。
彼は、『タイタニック』に出演したことで世界的な名声を獲得し、その後も素晴らしい演技力で、数々の映画をヒットに導いた。
だが27年の歳月を経てもなお、『タイタニック』を超えるヒットはない。本作は、レオナルド・ディカプリオの最高興行収入を記録しただけでなく、興行収入10億ドル(約1,472億3,203万円)を突破した唯一の作品なのである。
ディカプリオの名声と人気を考えると、彼が出演する他の映画の中に、10億ドルの映画がないということは、正直信じ難い。さらに面白いのは、レオナルド・ディカプリオが出演した他の映画は、この10億ドルという数字からどんどん離れているという事実だ。
彼の興行収入記録第2位となる映画は、クリストファー・ノーラン監督の映画『インセプション』で7億2800万ドル(約1,472億3,203万7,691円)。トップ5は、映画『レヴェナント: 蘇えりし者』の5億3200万ドル(約807億2,837万円)。映画『ジャンゴ 繋がれざる者』の4億4900万ドル(約652億6,162万円)。映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)の3億8900万ドル(約563億7,681万円)となっている。
ディカプリオの出演作品には他に、映画『華麗なるギャツビー』(2013)や、映画『ギルバート・グレイプ』(1993)、映画『ディパーテッド』(2006)、映画『ザ・ビーチ 』(2000)、映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)などがある。
これらの作品達はどれも後世に渡って広く鑑賞されており、この事実は、彼の出演する映画の多くが成功していることの証である。
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