7.女性監督による作品賞ノミネート3作品
『バービー』『落下の解剖学』『パスト ライブス 再会』
アカデミー賞史上初めて、女性監督の作品が3本同時に作品賞にノミネートされた。
その映画とは、2023年最高となる興行収入を記録を叩き出したグレタ・ガーウィグ監督の映画『バービー』とジュスティーヌ・トリエ監督の映画『落下の解剖学』、そしてセリーヌ・ソング監督の『パスト ライブス 再会』だ。
2024年のアカデミー賞まで、女性監督作品が作品賞にノミネートされたのは今まで19作品。その最初の作品は、1986年のランダ・ヘインズ監督の映画『愛は静けさの中に』だ。
なお、女性監督作品で作品賞を受賞したのは、キャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』(2008)と、クロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』(2020)の2作品のみ。3作品の中でどの作品が受賞するのか、結果を心待ちにしたい。