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門脇麦とシャオ・ヤーチュエン監督
コメント到着

門脇麦/ヤンジュンメイ役

門脇麦

台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。

その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。1人でも多くの方にこの作品が届きますように。

【プロフィール】

1992年8月10日生まれ。2011年、TV ドラマ「美咲ナンバーワン!!」(NTV)でデビューし、12年に『リアル⻤ごっこ 3』(安里麻里監督)でスクリーン・デビューする。

14年に出演した三浦大輔監督作品『愛の渦』などで第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞。TVドラマでは連続テレビ小説「まれ」(15/NHK)、大河ドラマ「麒麟がくる」(20-21/NHK)、「ミステリと言う勿れ」(22/CX)などで存在感を放つ。

主な映画主演作品に、『二重生活』(16/岸善幸監督)、『世界は今日から君のもの』(17/尾崎将也監督)、『止められるか、俺たちを』(18/白石和彌監督)、『チワワちゃん』(二宮健監督)、『さよならくちびる』(19/塩田明彦監督)、『あのこは貴族』(21/岨手由貴子監督)、『ほつれる』(23/加藤拓也監督)など多数。24年は1月から放送の新日曜ドラマ「厨房のありす」(NTV)で主演を務める。

監督:シャオ・ヤーチュエン

シャオヤーチュエン監督

他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?

「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。

【プロフィール】

1967年12月20日生まれ。国立芸術学院在学中より精力的に制作を始める。97年にホウ・シャオシェンの「One Night in Taipei」のミュージックビデオを手がけ、翌98年に『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(ホウ・シャオシェン監督)で助監督を務める。

00年に⻑編映画初監督作品“Mirror Image”で第54回カンヌ国際映画祭監督週間に参加、第3回台北映画祭で最優秀映画賞、新人監督賞、第19回トリノ映画祭新人監督賞など多数受賞。03年に積木影像製作公司を設立、映画制作以外に短編やCM撮影を多数手がける。

10年に2作目となる“第36個故事”で第12回台北映画祭観客賞、第47回台北金馬映画祭最優秀映画音楽賞を受賞する。18年に監督した“Father to Son”は第20回台北映画祭のオープニングを飾り、最優秀監督賞を受賞した。

⻑編4作目となる本作で第60回台北金馬映画祭最優秀監督賞に輝いた。

【STORY】

台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“腹黑いキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは…!?

【作品情報】

バイ・ルンイン リウ・グァンティン
アキオ・チェン ユージェニー・リウ 門脇⻨
監督:シャオ・ヤーチュエン プロデューサー:ホウ・シャオシェン、リン・イーシン、小坂史子
原題:老狐狸/英題:OLD FOX/2023年/台湾・日本/112分/シネマスコープ/カラー/デジタル/字幕翻訳:小坂史子
配給:東映ビデオ
公式サイト
公式 X:@OLDFOX0614
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6/14(金)新宿武蔵野館ほか全国公開

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