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フィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサ監督最新作『FEAST -狂宴-』国民的スター、ココ・マーティン場面写真解禁

text by 編集部

2022年釜山国際映画祭を騒然とさせたフィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサ監督最新作『FEAST -狂宴-』が、3月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開となる。この度、本作の主演を務めた国民的スター、ココ・マーティンの魅力を収めた場面写真が解禁された。

遺族を使用人として雇い始まった
奇妙な共同生活の辿り着く先とは?

© 2022 HONG KONG PICTURES HEAVEN CULTURE MEDIA COMPANY LIMITED All RIGHTS RESERVED

息子が起こした交通事故の罪を被り、刑務所に収監されていた家族の長の帰還を祝う宴の準備が進められている。収監されている間、妻と息子は、協力しあって家族と家計を守り、亡くなってしまった男の妻と子供たちを引き取り使用人として面倒を見ていた。しかし、宴の日が近づくにつれて後ろめたさと悲しみが再びあらわれ、「失った者」と「失わせた者」との間の平穏はかき乱されていく…エンドロールを迎えた時、あなたの心はあぶりだされるー

© 2022 HONG KONG PICTURES HEAVEN CULTURE MEDIA COMPANY LIMITED All RIGHTS RESERVED

『ローサは密告された』『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』など、フィリピン社会の暗部をえぐり、社会問題や社会的リアリズムを通してそこで強くたくましく生きる庶民の姿をリアルに描いてきた、社会派監督ブリランテ・メンドーサ監督最新作は、フィリピンの田舎町で巻き起こった交通死亡事故から始まる当事者家族同士の心の機微と赦しをテーマに描く。

人はどう罪と向き合い、どう赦し、そして生き直せるのか? しかし、それだけでは終わらないのがメンドーサ監督。ただのハートフルムービーではなく、ストーリーは次々と観るものの予想を裏切る展開を見せ、抒情的な映像の奥で、大きな疑問符をわれわれ観客に突きつける。凝り固まった映画ファンの映画的常識に挑むメンドーサ監督からの挑戦であり、野心作とも言えるだろう。

フィリピンの国民的スター ココ・マーティンその魅力とは?

© 2022 HONG KONG PICTURES HEAVEN CULTURE MEDIA COMPANY LIMITED All RIGHTS RESERVED

主演は、平均視聴率40%を誇り、7年にわたり放送されたフィリピンの国民的人気ドラマ「プロビンシャノ」の主演を務め、国民的スターの地位を不動のものとしたココ・マーティン。「プリンス・オブ・フィリピンインディーフィルム」の愛称で呼ばれる大人気俳優であり、出演した主な作品は、「TAYONG DALAWA」(09)、「MINSAN LANG」(11)、「WALANG HANGGAN」(12)など数知れず。

アクションとロマンティックドラマの演技で知られ、21世紀のフィリピン俳優の中で最も多くの賞を受賞している一人。CMにも頻繁に出演し、フィリピン男子として親しみやすい風貌で知られている。しかしデビュー前はカナダで清掃員として働いていたという驚きの経歴を持っている。

メンドーサ監督は、「彼と出会ったのは15年ほど前だが、今はボディーガードやスケジュール表が必要だし、野次馬達たちがいて、今回撮影はとても大変でした。1マイル先の人たちも彼を知っていて、撮影があろうものなら人々が群がり、コントロールするのが難しかったんです」と語る。

本作では、喜怒哀楽の表情を巧みに使い分け、フィリピン人女性は魅了されっぱなしだったという。日本でのブレイクも近そうだ。フィリピンを代表する俳優陣が夢の共演を果たしたブリランテ・メンドーサ監督最新作『FEAST -狂宴-』は、3月1日(金)より全国ロードショー。

【作品情報】

監督:ブリランテ・メンドーサ 脚本:アリアナ・マルティネス 撮影:ラップ・ラミレス 美術:ダンテ・メンドーサ 編集:イサベル・デノガ 音楽:ジェイク・アベラ
出演:ココ・マーティン、ジャクリン・ホセ、グラディス・レイエス、リト・ラピッド
2022年/香港/タガログ語、パンパンガ語/104分/シネスコ/原題:Apag(英題:FEAST) PG-12
後援:フィリピン政府観光省 配給・宣伝:百道浜ピクチャーズ
公式サイト
© 2022 HONG KONG PICTURES HEAVEN CULTURE & MEDIA COMPANY LIMITED. All RIGHTS RESERVED.

3月1日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

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