『ボーはおそれている』[イラスト]ヒグチユウコ× [デザイン]大島依提亜、日本限定・オルタナティブポスター解禁!
『ミッドサマー』アリ・アスター監督と『ジョーカー』ホアキン・フェニックスの最新作『ボーはおそれている』が、2月16日(金)より全国公開される。この度、[イラスト]ヒグチユウコと[デザイン]大島依提亜による日本限定・オルタナティブポスターが解禁。さらに、公開記念ポップアップ展「#ワタシはおそれている展」のスタート決定。
最狂コンビから、
貴方の精神に挑戦状
日常のささいなことも不安になる怖がりの男ボー(ホアキン・フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。
これは現実か?それとも妄想、悪夢なのか?次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしかボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく。
実家にたどり着くのが先か?それともボーの人生が転覆し、永遠に壊れるのが先か?衝撃や恐怖を遥かに凌駕する“永遠に忘れられないラスト”が待つオデッセイ・スリラー。スクリーンで一度体験したら、もう元には戻れないー。
これまでも『ミッドサマー』のオルタナティブポスターを発表し、話題を呼んできたヒグチユウコ氏と大島依提亜氏。本作ムビチケ発売時にも、アリ・アスター監督が発表した過去2作も加えたヒグチユウコ×大島依提亜、アリ・アスター監督3作ポストカードセットを発売、SNSを中心に大反響を呼んだことも記憶に新しいが、今回もヒグチユウコ氏と大島依提亜氏が再びタッグ、〈『ボーはおそれている』オルタナティブポスター〉を新たに手がけた。
2/9(金)から開催スタート、『ボーはおそれている』の公開を記念したポップアップ展「#ワタシはおそれている展」の会場で展示されたのは、アリ・アスター監督作品の『ミッドサマー』、『ボーはおそれている』の公式ポスターを手がける画家・ヒグチユウコ、グラフィックデザイナー・大島依提亜によってこれまでに発表されたポスターのほか、「未体験の「恐れ」を味わう旅に出よう」という本イベントのテーマを元に、コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作、渡辺直美、あいみょんとのコラボレーションなどでも話題のとんだ林蘭さん、人工知能(AI)を用い
てデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作する岸裕真さんら今話題の心身気鋭のアーティストらによる新しい作品の展示。
とんだ林蘭さんは愛らしさの象徴であるリボンとその真裏をイメージさせるような巨大なリボンと蜘蛛の巣をイメージし立体作品を製作、「映画を見ながら〈恐れ〉とは〈安心と退屈〉とものすごく近くあり、表裏一体だと感じました」とコメント。
岸裕真さんはラファエロの描いた聖母子像をインターネットで収集した胎児のエコー写真によって描きだした『大公の聖母』を掲示。絵画の周囲に貼られたモニターで刻々と対話型生成プログラムの〈Mary〉が、キュレーターとして文章をランダムに書き出していくという驚きの展示を展開している。
ほか、日本を代表するアニメーションスタジオ〈ドワーフ〉と『ボーはおそれている』がコラボレーションしたこま撮りアニメーションのメイキング映像のほか、展示会場と併設されたカフェ「RISTORO 神南」で実施中、アリ・アスター監督の過去2作と本作とのフードコラボ〈“怖“美しいメニュー〉の販売に加え、来場者が映画の世界の中に入り込めるような仕掛けや、SNSでの投稿と連動した展示物で会場内を飾っていくコーナー、劇中と同じシーンのフォトスポットなどが盛りだくさん!
【開催概要】
◆展覧会名称:#ワタシはおそれている展 入場料:無料
◆開催期間:開催中2/9(金)〜 2/12(月・祝) 各日 OPEN 13:00 / CLOSE 19:00
◆開催会場:澁谷藝術(神南)渋谷区神南 1-5-19 ハレ神南別館
◆参加アーティスト:(ポスター展示)ヒグチユウコ、大島依提亜
(企画展「#ワタシはおそれている」)とんだ林蘭、岸裕真
(参加型展示)会場に訪れたワタシ ※敬称略
コンセプト:未体験の「恐れ」を味わう旅に出よう。薬の飲み合わせも怖い。人混みを歩くのも怖い。隕石が落ちるのも怖い。みんな違ってみんなそれぞれ日々、何かを恐れながら生きている。誰かが感じる恐怖と、わたしが感じる恐怖。どこが似ていて、どこが違うのか。今までは辿り着けなかった他者との共通点、そして他者との分かり合えなさを可笑しく、そして尊く感じるために、いろんな人の「恐れ」を旅してみよう。
【とんだ林蘭 (とんだばやし・らん)氏】
プロフィール
1987 年生まれ、東京を拠点に活動。コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作する。猟奇的でいて可
愛らしく、刺激的な表現を得意とし、名付け親である池田貴史(レキシ)をはじめ、幅広い世代のさまざまな分野から支持を得ている。
【岸裕真 (きし・ゆうま)】
プロフィール
人工知能(AI)を用いてデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作する日本のアーティスト。主に、⻄洋とアジアの美術史の規範からモチーフやシンボルを借用し、美学の歴史に対する我々の認識を歪めるような創作をおこなう。AI 技術を駆使した作品は、見る者の自己意識の一瞬のズレを呼び起こし、「今とここ」の間にあるリミナルな空間を作り出す。
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