木村多江(吉川麻里子 役)コメント
以前草笛さんとご一緒したのはずいぶん前ですが、打ち上げで草笛さんが踊っていらして、私もこんな風に歳を重ねたい、と憧れの眼差しで眺めていたのを思い出します。
ですから、今回のオファーはとても嬉しくて。ご一緒した草笛さんは変わらずきらきらして、ユーモアがあって可愛らしくて、カッコいい。この映画にはそんな草笛光子さんの魅力がいっぱい詰まってるんじゃないでしょうか。
そして前田哲監督の映画はいつも楽しく人を元気にしてくださるので、今からわくわくしています。この作品が、私を含め、みなさんの背中を押して明日への一歩となる日を楽しみに待っています。
【プロフィール】
1971年3月16日生まれ、東京都出身。映画初主演となった『ぐるりのこと。』(08)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞に輝く。
主な映画・TVドラマ出演作に『ゼロの焦点』(09)、『東京島』(10)、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16)、『ユリゴコロ』(17)、『あゝ、荒野』(17)、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(20)、『一度死んでみた』(20)、『あなたの番です』シリーズ(19・21)、『前科者』(22)、NHK大河ドラマ「どうする家康」(23)などがある。本年は日英合作映画『コットンテール』、『映画 マイホームヒーロー』が公開予定。
真矢ミキ(杉山響子 役)コメント
歯に衣着せぬ物言いは今や、この令和の宝と思えてならない佐藤愛子さん。そのお嬢様、杉山響子さんの役が私に。
愛子さんを母にもつ響子さんは、そのDNAをしっかりと受け継がれた方なのか?
それともひっそりと控えながら長く支えられてきたのか? はたまた母娘の攻防が日々繰り広げられているのか?
兎に角美しき武士に(私のイメージでものを言わせて頂いております)育てられた響子さんに、そして佐藤家に想像が膨らんでは悩み、膨らんではしぼみの繰り返しでした。
そんな中、愛子さんの実のお孫さん、桃子さんが撮影現場にお顔を出してくださり、響子さんの著書とお手紙を私にプレゼントしてくださいました。内容は響子さんと私の秘密ですが、それはそれは温かくユーモアあふれ、お人柄が一瞬で見えるようでした。感謝。
こちらの草笛母も、それはそれは素敵です。そしてやはり美しき武士なのです。お楽しみください。
【プロフィール】
1964年1月31日生まれ、大阪府出身。 元宝塚歌劇団花組男役トップスター。1999年より俳優デビュー。
主な出演作に、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03)、『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』(12)、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(12)、「奇跡のホスピス」(12/TBS)、「捜査地図の女」(12/EX)、「全力離婚相談」(15/NHK)、「黒蜥蜴」(15/CX)、「下町ロケット」シリーズ(15・18/TBS)、「黒革の手帖」(17/EX)、「さくらの親子丼」シリーズ(17・18~19/CX)、『Diner ダイナー』(20)、「どうする家康」(23/NHK)、『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(23/Netflix)「TOKYO VICE Season 2」(24/WOWOW)などがある。
【作品情報】
出演:草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、木村多江、真矢ミキ
企画・プロデュース:岡田有正
企画:古賀誠一 石塚慶生
プロデューサー:近藤あゆみ 山田大作
原作:佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(小学館刊)
監督:前田哲
脚本:大島里美
音楽:富貴晴美
製作:2024映画「九十歳。何がめでたい」製作委員会
制作プロダクション:スタジオブルー
配給:松竹
2024映画 「九十歳。何がめでたい」製作委員会 佐藤愛子 小学館
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