ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 『映画ドラえもん』が初登場1位!『アーガイル』『52ヘルツのクジラたち』ら新作は3作ランクイン【週末興行ランキング】

『映画ドラえもん』が初登場1位!『アーガイル』『52ヘルツのクジラたち』ら新作は3作ランクイン【週末興行ランキング】

text by 編集部

3月4日、興行通信社より週末映画動員ランキング(3月1日~3月3日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。前回、首位を獲得した『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』に加え、劇場版『ドラえもん』最新作や本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』などの新作の結果は?

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』が初登場1位!

©2024「ハイキュー‼」製作委員会 ©古舘春一/集英社
©2024ハイキュー製作委員会 ©古舘春一集英社

今週の動員ランキングは、藤子・F・不二雄の生誕90周年記念作品として公開された『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』(東宝)が、初日から3日間で動員53万8000人、興収6億5600万円をあげ、初登場1位を飾った。

監督は「映画ドラえもん のび太の宝島」等の今井一暁。声の出演は水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみらレギュラー陣に加え、ドラえもんとのび太たちを“音楽(ファーレ)の殿堂”に招く歌が上手なムシーカ星人の女の子・ミッカを平野莉亜菜、世界的な人気を誇る歌姫・ミーナを芳根京子が演じている。

2位は、2週連続1位だった『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(東宝)が続き、週末3日間の成績は動員38万人、興収5億2500万円となった。累計成績では動員359万人、興収51億円を突破している。

3位には、前週2位で初登場した『マッチング』(KADOKAWA)が、週末3日間で動員8万8000人、興収1億2300万円をあげた。累計成績は動員38万人、興収5.4億円を超えている。

4位には、現実と空想のスパイの世界が交差するマシュー・ヴォーン監督によるスパイ・アクション『ARGYLLE/アーガイル』(東宝東和)がランクイン。初日から3日間の成績は、動員8万6000人、興収1億2800万円となり、興収では3位の『マッチング』を上回っている。

小説の中の敏腕エージェント、アーガイルをヘンリー・カヴィルが演じ、自宅で愛猫と過ごすのが至福の時という平和主義者の小説家・エリーをブライス・ダラス・ハワード、エリーのピンチを救う猫アレルギーのスパイ、エイダンをサム・ロックウェルが演じている。

この他新作では、6位に町田そのこの本屋大賞受賞作を杉咲花主演で映画化した『52ヘルツのクジラたち』(ギャガ)が初登場。虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会った貴瑚は、かつて自分も家族に虐待されてきたことから、少年を見過ごすことが出来ず、一緒に暮らし始める。監督は成島出、共演は志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨、他。

既存作品では、5位の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(バンダイナムコフィルムワークス/松竹)が累計で動員220万人、興収37億円を突破。3月3日(日)に行われた発声可能応援上映も完売の劇場が続出した。

今週は新作が3本もランクイン。3月はアカデミー賞、日本アカデミー賞の授賞式も控えており、映画に注目が集まりやすい時期。未だ日本では未公開のアカデミー賞候補作も日本上陸を控えている。今後のランキングにどう影響するか見届けたい。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2024年3月1日~3月3日)

1(初)『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』:1週目
2(1)『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』:3週目
3(2)『マッチング』:2週目
4(初)『ARGYLLE/アーガイル』:1週目
5(4)『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』:6週目
6(初)『52ヘルツのクジラたち』:1週目
7(3)『「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』:5週目
8(6)『ゴールデンカムイ』:7週目
9(5)『マダム・ウェブ』:2週目
10(8)『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』:13週目

【関連記事】
「あのシーンがここにつながるのか!」劇場版ならではの仕掛けとは? 映画『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』徹底考察&評価
『逆襲のシャア』のオマージュも…ファン大興奮の仕掛けとは? 映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』考察&評価
柱稽古編の出来栄えに鳥肌…とにかく泣ける理由とは? 映画 『鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ』徹底考察&評価レビュー

error: Content is protected !!