【第96回アカデミー賞】映画『オッペンハイマー』が1960年以降で初の偉業を達成!同じ記録を持つ”あの”伝説的傑作とは?
text by 編集部
現地時間3月10日(日本時間翌11日)に開催された第96回アカデミー賞授賞式にて、クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』が主要部門のうち4部門受賞の偉業を成し遂げた。同作は、映画『ベン・ハー』の記録に続いて史上4番目の記録を達成したようだ。今回はその詳細を米Colliderを参考にご紹介していく。
映画『オッペンハイマー』と同じアカデミー賞4部門を受賞した映画作品とは?
物理学者のロバート・オッペンハイマーの伝記映画『オッペンハイマー』は、アカデミー賞11部門受賞を果たした伝説的な大作映画『ベン・ハー』(1959年)と並んで、一晩で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞という主要6部門のうち4部門を受賞した希少な作品のひとつとなり、1960年のアカデミー賞以降では”初”となる新たな金字塔を打ち立てた。
原爆開発の理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーを演じた俳優キリアン・マーフィーが主演男優賞を受賞。ロバート・ダウニー・Jr.も、この映画の主要な敵役であるルイス・ストラウス役で助演男優賞を受賞を果たす。
クリストファー・ノーランは、輝かしいキャリアの末、遂に初の監督賞を受賞した。名監督、名俳優の3人がアカデミー賞初受賞を果たし、歴史にその名を刻むという、非常に意義のあるアカデミー賞となった。
なお、この偉業を成し遂げた作品は1940年代にも2作品存在する。一つ目は1944年の映画『我が道を往く』で二つ目が1946年の映画『我等の生涯の最良の年』だ。
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