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中国SF超大作! 『流転の地球 -太陽系脱出計画-』グオ・フォン監督オフィシャルインタビュー到着&小説無料公開

text by 編集部

ヒューゴー賞受賞SF小説「三体」原作者による同名短編小説を基に豪華キャストで映画化した中国SF超大作。映画『流転の地球 -太陽系脱出計画-』が、3月22日(金)より絶賛公開中だ。この度、同作を手がけたグオ・フォン監督のオフィシャルインタビュー到着した。さらに、基になった小説が無料公開された。

ウー・ジン、アンディ・ラウら豪華キャスト集結
ハリウッドも唸るメガヒット中国SF超大作が日本上陸!

©2023 G!FILM STUDIO [BEIJING] CO., LTD AND CHINA FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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本国でシリーズ累計2千万部を超える超ベストセラーとなり、SF界のノーベル文学賞と呼ばれるヒューゴー賞をアジア人として初受賞した、今春Netflixドラマシリーズが配信されるSF小説「三体」。

その原作者リウ・ツーシンによる同名短編小説を基に、中国映画界が誇る才能を結集して映像化。

精緻な映像美で描かれる練り込まれたストーリーに、ドラマティックに描かれるさまざまな人間模様。さらに圧倒的なスケール感で繰り広げられるパニック描写など、3.2億元(約65億円)の製作費を費やし、ハリウッド大作も圧倒する究極のSFエンタテインメント超大作が誕生した。

中国本土で初登場第一位に輝き、興収40億2900万元(約815億円)を突破し、歴代興行収入ベストテン入りを果たすメガヒットを記録! さらに、北米でも大ヒットとなり、世界興収は約6億米ドル。

第96回アカデミー賞国際長編映画賞中国代表作品選出され、すでにシリーズ3作目の製作も決定するなど、社会現象となっている。

差し迫る太陽爆発の脅威にさらされている2058年の地球を舞台にした中国初のSF超大作『流転の地球』(19)と今回公開された前日譚である『流転の地球-太陽系脱出計画-』とあわせ、13億6000万ドルという驚異的な興行収入を記録し、2027年には第3弾の公開が発表されているなど、まさに社会現象といえる『流転の地球』ブームとなっている。

中国SF映画界の寵児となったグオ・ファン監督のオフィシャルインタビューが到着した。

SF世界構築に対するクリエイティブのアプローチについて「私たちの目標は未来の歴史をいかにリアルに見せるかでした。舞台は未来ですが、現実に基づいて、想像力のバリエーションでいくつか設定を考えたのです」と語る。

世界観のコンセプトは、中国で最も権威のある科学技術研究機関の一つ中国科学院の専門家20名による監修のもと作成され、その文字数は2万字程度しかない原作小説の5倍以上にもなる十数万字以上にも及んだという。

原作と今回製作総指揮を務めたリウ・ツーシンについて「私たちはお互いにクリエーターであり、SFファンでもあるので、目指す方向についてもコミュニケーションが取りやすかったです。お互いの仕事や役割に関しても、妥協点を見出しながら進めました」と語る。

しかし、『流転の地球-太陽系脱出計画-』は原作にはないオリジナルストーリーとして製作された。グオ監督は「今回、彼の小説のプロットはほとんど使いませんでしたが、その代わりに内なる核、つまり彼の精神を使わせてもらったんです」と説明する。

「リウのサイエンス・フィクションに対する理解、つまり『流転の地球』全体の世界観の骨格を採用し、拡張したんです」。

SF映画の普遍的なテーマ「人間とテクノロジー」の関係性の中で、「現実と仮想」という観点から「デジタル生命」の問題を探求する時期だと考えたのだという。「原作小説が連載されていた2000年当時、中国のインターネットやデジタル技術はまだそこまで発展していませんでした。

でも今では情報化社会が急速に発展し、現代の私たちの生活は、アルゴリズムやバーチャル世界で溢れている。

脳とコンピューターを直接繋げる「ブレイン・コンピューター・インターフェイス(BCI))や「メタバース」などのコンピューター開発の議論が白熱する中、デジタル生命はもはや単なるSFの概念ではなく、私たちの生活と密接な関係を持つ現実的な概念となっているんです。デジタル生命をプロットに取り入れることにより、現在の観客はより深く物語に入り込むことができると考えたんです」。

今回の前日譚では、トータルで3万人ほどのスタッフが関わったという。20人以上のインターンが撮影をフォローし、発生する様々な問題を記録することで、今後の撮影で同じ過ちを繰り返さないように努めるなど、過去の経験を活かして改善し続けている。

「前作の反省を生かしながら、超巨大企業の経営の様に管理プロセスを整理し、製作過程を洗練されたものにしたんです。おかげで私たちのチームは大きな進歩を遂げました。とても誇りに思っています。現在進行中の三部作目ではさらなる進化を期待してほしいです」と熱く語った。

公開を記念して短編「流浪地球」無料公開!

この度映画公開を記念して、文芸情報サイト「カドブン」にて本作の基になった短編小説「流浪地球」を4月7日正午までの期間限定で全文無料公開された。

https://kadobun.jp/trial/rurouchikyu202403/entry-88715.html

圧倒的なスケールで描かれる物語を、大迫力のスクリーンと小説で余すところなく楽しんでいただきたい。

ハリウッド映画にも全く引けをとらないSF超大作『流転の地球 -太陽系脱出計画-』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で全国で絶賛公開中。

【STORY】

そう遠くない未来に起こりえる太陽系消滅に備え、地球連合政府による1万基に及ぶロケットエンジンを使って、地球を太陽系から離脱させる巨大プロジェクト「移山計画」が始動!

人類存亡の危機を目前に、各国の思惑や、内紛、争いが相次ぐ中、自らの危険を顧みず立ち向かった人々がいた。

亡き妻への想いを胸に、宇宙へと旅立つ飛行士・リウ(ウー・ジン)。禁断のデジタル技術によって、事故死した娘を蘇らせようとする量子科学研究者・トゥー(アンディ・ラウ)。そして、大きな決断を迫られる連合政府の中国代表・ジョウ(リー・シュエチェン)。

多くの犠牲を払いながら、地球と人類の存亡、そして希望を懸けた最終作戦が始まった!

【作品情報】

2023年/中国/中国語・英語/173分/原題:流浪地球2/英題:THE WANDERING EARTH Ⅱ/字幕翻訳:神部明世/字幕監修:大森望/配給:ツイン
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