続編成功のカギを握るキャラとは…? Netflix実写版『ONE PIECE ワンピース』シーズン2の展開を予想&考察
実写版『ONE PIECE』シーズン2に、ルフィの6人目の仲間であるニコ・ロビンが登場する。謎の多いロビンの存在はアラバスタ編に続くウォーターセブン編とエニエス・ロビー編を作り上げる重要な要素だ。今回はシーズン2成功の鍵を握るロビンが実写版でどうなるのか。現地メディアScreenRantを参考に、その詳細を確認する。
シーズン2成功の超重要な鍵を握るニコ・ロビン
Netflix実写『ONE PIECE』シーズン1は、8エピソードで原作漫画の多くの物語のカバーに成功した。しかし現在108巻(執筆時点)まである原作の内容はまだまだ描ききれていない。
Netflix実写版では今後、数え切れないほどのキャラクターや、ルフィ達が冒険する場所が登場する必要がある。
実写『ONE PIECE』シーズン1では、原作漫画の1巻〜12巻にあたる「東の海(イーストブルー)編」が放送された。そのためシーズン2では、13巻〜23巻までの「アラバスタ編」が描かれる可能性が高い。
そこで注目となるキャラクターは、トナカイで医者のトニートニー・チョッパーや、秘密犯罪会社「バロックワークス」のボスであるクロコダイルだ。だがその中でも特に、今後の物語にも大きく影響を与える、謎多き女・ニコ・ロビンの登場に、ファンの期待が高まっている。
今日に至るまで麦わらの一味の中心メンバーであるロビンは、謎めいた過去を持つ悪役として登場する。
ロビンはアラバスタ編の敵役であり、王下七武海(当時)のサー・クロコダイルが組織する秘密犯罪会社「バロックワークス」の下でクロコダイルのパートナーとして働く。
ロビンはルフィたちにとって手強い敵という第一印象を与え、後にアラバスタ編の最終エピソードにて彼女は再び登場する。
シーズン2でニコ・ロビンが登場するのは間違いないが、彼女のバックストーリーを早々に明らかにするのは大きな間違いとなる。ニコ・ロビンは「バロックワークス」に所属していたとはいえ、決して悪人ではないのだ。
『ONE PIECE』シーズン2では、このキャラクターにしっかりとフォーカスしておく必要がある。他方で、シーズン2でニコ・ロビンのバックストーリーを明かすことはその後のストーリーを台無しにしかねない。
おそらく『ONE PIECE』シーズン2の大半を占めると思われるアラバスタ編の終わりまでに、観客がニコ・ロビンについて知る必要があるのは、彼女がルフィに付いていくことを選んだということだけだ。
後のウォーターセブン編で最も重要なポイントは、ロビンの過去が明らかになる場面である。
“歴史の本文(ポーネグリフ)”の古代文字を読めるロビンは、世界政府が脅威とみなす知識を得たという理由で、8歳にして7900万ベリーもの懸賞金を懸けられ、追われる身となった。
ロビンは、かつて国家戦争クラスの大戦力を用いて無差別攻撃を行う“バスターコール”により破壊された故郷“オハラ”の最後の生き残りであった。家族も友人もいないロビンは、多くの裏切りに会い、ルフィ率いる麦わらの一味に出会うまでは孤独な存在であった。
しかしロビンは麦わらの一味を途中で裏切り、非協力的な市民への殺しを世界政府から許可される世界政府直下暗躍諜報機関”CP9”という、本来なら逃げるべき相手に自ら投降し、彼らを手助けするような不可解な行動を取る。その後、彼女の行動の真意が明らかになることで、物語は最高潮の盛り上がりを見せるのだ。
つまり、ロビンの過去を早々に明かしてしまうと、登場時のミステリアスなイメージだけでなく、後のウォーターセブン編の物語が台無しになる可能性が高いということを意味する。