『変な家』が3V獲得!アカデミー賞受賞作『オッペンハイマー』、『ゴーストバスターズ』が初登場【週末興行ランキング】
4月1日、興行通信社より週末映画動員ランキング(3月29日~3月31日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。前回、2週連続で首位を獲得中の『変な家』を筆頭に、本年度のアカデミー賞で最多7部門を受賞した『オッペンハイマー』や『ゴーストバスターズ』シリーズ最新作の動向は?
『変な家』が3週連続で1位をキープ!
新作は『オッペンハイマー』、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』がランクイン
今週の動員ランキングは、『変な家』(東宝)が週末3日間で動員38万9600人、興収4億9100万円をあげ、3週連続で1位をキープした。累計成績は動員207万人、興収26億円を突破するヒットとなっている。
2位と3位も前週と同じ作品が並んだ。2位の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(東宝)は週末3日間で動員33万3500人、興収4億8800万円。累計成績は動員610万人、興収87.5億円を突破。
3位の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(東宝)は週末3日間で動員26万3100人、興収3億1800万円となり、累計成績は動員259万人、興収31億円を超えている。
4位には、本年度のアカデミー賞で作品賞をはじめ最多7部門を受賞したクリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』(ビターズ・エンド)が、初日から3日間で動員23万1000人、興収3億7900万円をあげてランクインした。
第二次世界大戦中、世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を描き出している。昨年7月の全米公開を皮切りに、世界興収10億ドルに迫るヒットとなり、実在の人物を描いた伝記映画としては歴代1位を記録した。出演はキリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、他。
5位には、ゴースト退治のプロである“ゴーストバスターズ”の活躍を描いたシリーズ最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(ソニー)が初登場。全てを一瞬で凍らせる“史上最強ゴースト”にスペングラー家が立ち向かう。監督はギル・キーナン。出演は前作「ゴーストバスターズ/アフターライフ」に続き、ポール・ラッド、キャリー・クーン、フィン・ウォルフハード、マッケナ・グレイスの他、80年代版のビル・マーレイ、ダン・エイクロイドらも参加している。
既存作品では、『ゴジラ-1.0』(東宝)が累計成績で動員470万人、興収71億円を突破。4月6日(土)からは日本語字幕付きの再上映も決定した。
また、公開10週目を迎えた『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(バンダイナムコフィルムワークス/松竹)が前週より2ランクアップと根強い人気が続いている。累計成績は動員250万人、興収42億円を超えている。
今週は、アカデミー賞7部門受賞を果たした『オッペンハイマー』が遂に日本上陸。視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』と共にランキング入りを果たす結果となった。
【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2024年3月29日~3月31日)
1(1)『変な家』:3週目
2(2)『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』:7週目
3(3)『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』:5週目
4(初)『オッペンハイマー』:1週目
5(初)『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』:1週目
6(4)『四月になれば彼女は』:2週目
7(5)『ゴジラ-1.0』:22週目
8(10)『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』:10週目
9(8)『恋わずらいのエリー』:3週目
10(9)『FLY!/フライ!』:3週目
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