『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』2週連続1位!『劇場版ブルーロック』『陰陽師0』もランクイン【週末興行ランキング】
4月15日、興行通信社より週末映画動員ランキング(4月19日~4月21日)が発表された。今回はランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。前回1位を獲得した映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の他、人気アニメ『ブルーロック』初の劇場版や山﨑賢人主演最新作『陰陽師0』など新作の結果は?
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』2週連続1位!
今週の動員ランキングは、前週大ヒットスタートを切った『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が、週末3日間で動員132万7000人、興収19億2100万円をあげ、2週連続で1位を獲得した。累計成績は動員が447万人目前、興収は65億円を突破している。
2位には、累計発行部数3000万部を超えるサッカー漫画を、TVアニメや舞台化などに続き初映画化した『劇場版ブルーロック-EPISODE 凪-』(バンダイナムコフィルムワークス)がランクイン。初日から3日間で動員33万7000人、興収4億6300万円となっている。
“ブルーロック(青い監獄)”での戦いを、桁外れのサッカーセンスを誇る天才FW・凪誠士郎の視点から描き出している。監督は石川俊介、声の出演は島﨑信長、内田雄馬、興津和幸、他。
3位には、安倍晴明生誕1100年を記念して製作された呪術エンターテイメント『陰陽師0』(ワーナー)が初登場。初日から3日間で動員18万7000人、興収2億5500万円を記録。原作者・夢枕獏の希望で、監督・脚本は佐藤嗣麻子が担当、作家の加門七海も呪術監修として加わり、実在した最強の呪術師・安部晴明の秘められた学生時代を描く。若き日の晴明を山﨑賢人、晴明にある依頼を持ちかける源博雅を染谷将太、怪奇現象に見舞われる徽子女王を奈緒が演じている。
公開10週目を迎えた『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』(東宝)は4位をキープ。累計成績は動員683万人、興収97億円を突破した。
『変な家』(東宝)はスリーランクダウンの5位となったが、累計成績は動員328万人、興収41億円を超えている。
また、兵庫県・尼崎を舞台に、江口のりこと中条あやみが39歳の娘と20歳の母をW主演で演じる『あまろっく』(ハピネットファントム・スタジオ)が惜しくも11位でのスタートとなった。監督・原案・企画は中村和宏。家族を見守る父を笑福亭鶴瓶が演じ、松尾諭、中村ゆり、中林大樹ら関西出身の俳優陣が総出演している。
今週も『名探偵コナン』が1位を獲得。2週目にして興収65億円を突破と勢いが止まらぬ結果となった。興収の面で言えば、『ハイキュー!!』が97億に達し、100億まであと少しというところまで来ている。今後の数字も期待がかかる。
【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2024年4月19日~4月21日)
1(1)『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』:2週目
2(初)『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』:1週目
3(初)『陰陽師0』:1週目
4(4)『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』:10週目
5(2)『変な家』:6週目
6(5)『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』:8週目
7(3)『オッペンハイマー』:4週目
8(5)『四月になれば彼女は』:5週目
9(8)『ゴジラ-1.0』:25週目
10(6)『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』:13週目
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