劇場公開前夜の号泣理由を桜田が明かす
昨年夏の行われた撮影を見学したというむつき氏。
「お二人ともカメラの前ではプロフェッショナル。音が口ほどに物をいう映画で、清澄はそれを一心に体現する役どころ。川西さんはそれを全身で体現。桜田さんは曲者である潮がスクリーンにどう映るのか、心を砕きながら演じられていた」と鋭く分析した。
これに川西は「親身になって話してくれているのが嬉しくて、やって良かったと改めて思えたお言葉」と感激し、桜田も「むつき先生が恥ずかしそうにモニターを見ている姿を見て、改めてこの作品は大切な作品だと思ったし、それを皆さんに届ける使命感をより感じました」と撮影当時を振り返っていた。
またむつき氏が本作について「1本の独立した映画として成立しながらも、映画『バジーノイズ』であることに驚いた。映画『バジーノイズ』にするために監督が行った采配と工夫に原作者として共感が出来てリスペクトしました」と絶賛すると、川西は「今のお言葉、嬉しいです!」と原作者のお墨付きに喜色満面だった。
劇場公開前夜に実施された舞台挨拶では、むつき氏からのサプライズレターが読み上げられ、桜田が感極まって号泣する一幕もあった。
川西は「本当に聞かされていなかったんですが、直接言葉をいただけてうれしかったです。」と振り返り、改めて本作に「自分の成長にもつながった、本当に忘れられない作品になりました。」と感謝を伝えた。
号泣理由を尋ねられた桜田は「なんかあったっけ~?」と可愛らしくとぼけながら「色々な感情が蘇りました。潮ちゃんと向き合った期間は濃密な時間で、潮ちゃんに自分を投影したところもあって、もがいた夏でした。それがむつき先生のお手紙の言葉ですべて救われた。あの夏は自分が成長するために必要な時間だったし、この作品が私にとって大切なものだったと改めて思えた瞬間でした。今となっては最高の夏だと思えます」と心境を吐露。
するとむつき氏は「でも桜田さんの涙はわからない。だって女優さんだから」と冗談めかして号泣をイジり、川西も「お芝居の可能性も!?」と盛り上げて、3人揃って楽しそうに笑いあっていた。
最後にむつき氏は「漫画と映画合わせて『バジーノイズ』を末永く心のどこかに留め置いてもらえたら嬉しい」と期待。
桜田は「原作者の方と舞台挨拶に登壇する機会はなかなかないので楽しかったです。昨年の夏の思い出が蘇る心が温かくなる時間を皆さんと共有が出来て嬉しかったです。『バジーノイズ』を何度も観て好きなポイントを何度も心に刻んでください」とアピール。
川西は「これからも『バジーノイズ』を愛し続けてもらって、皆さんの心の中に刺さる言葉や音楽が残り続けてほしい。今日で宣伝活動も最後になりますが、『バジーノイズ』最高です!」と思いを込めていた。
【ストーリー】
頭の中に流れる音を形に出来れば、他に何も要らない——
マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。
人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。
やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく——
【作品概要】
タイトル:バジーノイズ
原作:むつき潤「バジーノイズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
監督:風間太樹「silent」「チェリまほ」
music concept design: Yaffle
主題歌:「surge」 清澄 by Takumi Kawanishi(JO1) ©︎LAPONE Entertainment
出演:川西拓実(JO1)、桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎、円井わん、奥野瑛太、天野はな、駒井 蓮、櫻井海音、馬場園梓、佐津川愛美、テイ龍進
製作:映画『バジーノイズ』製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
製作幹事・配給:ギャガ
コピーライト:©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
公式HP:https://gaga.ne.jp/buzzynoise_movie/
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