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「ヒロインが自分で行動を起こすところを撮りたかった」
2019年版とは異なるヒロインの描かれ方について

写真:武馬玲子
写真武馬玲子

―――SABU監督は韓国映画のどういうところに惹かれたのでしょうか?

「これっていう決定的な作品があるわけではないんですけど、とにかく役者さんが面白いなと。特に女性が凄い。ブチ切れるシーンなんかでは、とんでもない声を出す女優がいっぱいいますからね」

―――本作でも、女性の強さといいますか、精神的には服従していない感じがすごく出ていましたよね。ヒロインの描かれ方において、2019年版は終始受け身な印象が強かったのですが、本作ではヒロインが主体的にアクションを起こすところが見ものです。この辺りは意識されましたか?

「今回はジフンだけにフォーカスを当てるのではなくて、3人の話にしたかったというのが一つ。あとは、言ってくれたようにヒロインを終始受け身で描くのではなくて、自分で行動を起こすところも撮りたかったんです。原作では子供がいる設定なので、そういう展開にできなかったのかもしれませんけどね」

―――女性の主体的なアクションが描かれているという点でも、今世に問う意味のある作品になっていると思いました。本日はありがとうございました。

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