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門脇麦が流暢な中国語を話す本編シーンが公開。台湾・日本合作映画『オールド・フォックス』、監督が門脇麦に求めた演技とは?

text by 編集部

台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエン監督による台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が6月14日(金)より公開される。2023年第60回台北金馬映画祭で監督賞をはじめとした4冠を達成した本作に、台湾人役で出演する門脇麦の出演シーンが解禁された。

門脇麦出演の本編シーンが公開

オールド・フォックス
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 10代から台湾映画を見続け、台湾映画に出ることが夢だったという門脇麦。そんな彼女が本作で演じるのは、レストランで給仕長をしながら幼い息子を男手一つで育てている、タイライの幼馴染・ヤンジュンメイだ。

 2人はかつてお互いに想いあっていたがその恋は成就することなく、ヤンジュンメイは別の人と結婚し、金銭的には恵まれた暮らしをしつつも、心は満たされない日々を過ごしている。

 シャオ・ヤーチュエン監督は「あの役には、お嬢様気質でちょっとわがままな感じがして、でも憂いが感じられてどこか孤独の影がある、という人を求めていたのですが、30歳くらいでそういう雰囲気のある人が台湾では見当たらなかったんです。それで、ホウ・シャオシェン監督から『日本の俳優と仕事をしてみるといいよ』と勧められたことを思い出しました。ちょうど映画『浅草キッド』を観て、彼女がとてもいいと感じていたのでお願いしました」と語っている。

 門脇は「私が演じたヤンさんは寂しい人です。彼女の孤独や悲しみを感じさせる瞳、そこを(表現するように)とにかく心がけました」と語る。

 公開された本編映像では、門脇麦が流暢な中国語を披露している。彼女の夢がひとつ叶った本作は一見の価値ありだ。

【門脇麦出演の本編映像】

【STORY】

 台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。

 ある日、リャオジエは“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。

 バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。

 図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは…!?

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