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『ジョーカー』続編はミュージカル。『joker:Folie À Deux』が撮影開始。ハーレイ・クイン役はレディー・ガガ

text by 編集部
主演のレディーガガGetty Images

狂気の映画『ジョーカー』が今回は少し変わって帰ってくるようだ。多くのファンが待ち望んでいる続編『joker:Folie À Deux』(原題)では、なんとハーレー・クイン役でレディー・ガガが出演し、ミュージカルな映画になるようだ。早速現地のメディアを参考に同作の謎めいた内容に迫る。

レディー・ガガとホアキン・フェニックス
二人の狂気が織りなすミュージカル映画

米colliderによると、この映画の監督トッド・フィリップスは、自身の公式インスタグラムにて、主人公ジョーカー演じるホアキン・フェニックスの写真を投稿しているようだ。内容は、フェニックス演じるジョーカーが、誰かに髭を剃ってもらっている画像。画像には「1日目。僕らの子。#joker」という文章も一緒に載せられており、いつも通り、どこか不気味な雰囲気を醸し出しているジョーカーの様子が伺える。

主演を演じるホアキン・フェニックス
同じく主演のホアキンフェニックスGetty Images

映画の題名となっている『Folie À Deux』とはフランス語で「2人の狂気」という意味になっており、本作ではホアキン・フェニックスがジョーカーことアーサー・フレック、レディー・ガガがフレックの精神科医から相棒となったハーレイ・クインを演じる。

詳細は未だに不明な部分が多いが、今回の作品はアメリカン・コミックス『バットマン』シリーズに登場する精神病院『アーカム・アサイラム』が舞台となる予定のようだ。

ハーレイ・クインがアーカムでジョーカーを治療しているときに初めて出会い、恋に落ちるという、原作で描かれたハーレイ・クインとジョーカーの物語に沿うものと予測されており、狂気的な、悪い意味でのロマンス映画であるとも言えそうだ。

興味深いのは、前作『ジョーカー』は、社会の様々な悪に切り込んでいく、ダークで硬い、現実的なトーンの映画だったが、続編の『joker:Folie À Deux』では、ミュージカルな映画に一転するようだ。

今回ハーレイ・クインとして出演するレディー・ガガは、映画『スター誕生』でアカデミー歌曲賞を受賞するなど、歌手としても女優としても有名。またホアキン・フェニックスも、2005年の『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で”黒衣の男”ジョニー・キャッシュを演じ、アカデミー賞にノミネートされた実力があり、その音楽性と歌唱力を侮ることは決してできない。

映画『ジョーカー』は、2019年8月31日に開催された第76回ヴェネツィア国際映画祭で初上映されたのだが、その際になんと8分間ものスタンディングオベーションを受けた。さらに、2019年10月4日に全米で公開された際には、批評家から大絶賛され、興行収入は10億ドルを超え、第92回アカデミー賞では11部門にノミネートされた。続編は多くのジョーカーファンや、映画ファンから大きな期待を集めている。

実力のある二人が作る新しいジョーカー映画が、一体どんな作品になるのか今からとても楽しみだ。映画『joker:Folie À Deux』は、2024年10月4日に全米で公開予定となっている。

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