ホーム » 投稿 » 海外映画 » 劇場公開作品 » 「“特撮モノ”の芝居は足し算」映画『IKE Boysイケボーイズ』釈由美子インタビュー。結婚後初の出演作を語る » Page 2

「何か秘めたものがある人物」
ギャップのある人物像を演じたことについて

写真:Wakaco
写真Wakaco

ーーー演じられた「レイコ」という役に関して、監督からはどのような指示がありましたか?

「『レイコ』というキャラクターの説明はもちろんありましたが、後半の展開を聞いた時には、びっくりしました。
だからこそ、その最後の展開ではお客様を驚かせるように、前半のミキ(比嘉クリスティーナ)ちゃんの理解者であるレイコと、後半のギャップには、しっかりメリハリをつけて、逆のイメージで演じたいとは、話し合いました」

ーーーネタバレになるので言いませんが、前半とのギャップも相まって、あの展開には本当に驚きしました。

「前半もそうなんですけど、ただの強くて優しい女性ではなく、何か秘めたものがある人物であることを意識しました。使命感や、孤独感、だからこそある葛藤を感じてもらいたいと考えながら演じましたね」

ーーー確かに、特に、前半におけるレイコの物憂げな表情には、この人、何かあるなと思いながら拝見しました。

「ありがとうございます。エリック監督は『ゴジラ×メカゴジラ』で私が演じた家城茜が、沙羅(小野寺華那)ちゃんに見せる優しさと、ゴジラと戦う勇ましい顔のギャップに痺れて、影響されたとおっしゃってくれました。だから、監督とはその辺の感覚を自分でも今一度思い返して共有しました」

1 2 3 4
error: Content is protected !!