『インサイド・ヘッド2』が1位獲得! 『映画クレヨンしんちゃん』など新作は3本ランクイン【週末興行ランキング】
興行通信社より週末映画動員ランキング(8月9日~8月11日)が発表された。ランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。「マンガ大賞2020」を受賞した人気漫画を実写化した『ブルーピリオド』筆頭に新作の動向は? 前回1位を獲得した劇場版『僕のヒーローアカデミア』の累計興行収入は?
『インサイド・ヘッド2』が公開2週目に1位獲得!
今週の動員ランキングは、前週2位で初登場した『インサイド・ヘッド2』(ディズニー)が、週末3日間で動員39万1000人、興収5億2200万円と前週末からほぼ落ちのない成績をあげ、1位を獲得した。8月12日(月・祝)までの累計成績は、動員156万人、興収20億円を突破している。
2位には、臼井儀人原作による人気アニメ・シリーズの31作目『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(東宝)が初登場。初日から3日間の成績は動員36万5000人、興収4億5500万円となり、祝日を含む公開4日間では動員51万人、興収6億3600万円を記録した。
昨年初のフル3DCGで公開された「しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~」は最終興収24.7億円と、シリーズ史上ナンバー1の記録を樹立したが、同作との公開4日間対比で130%をマークしており、記録更新へ向けてヒットスタートを切った。
監督は佐々木忍、声の出演は小林由美子、ならはしみき、森川智之らレギュラー陣に加え、恐竜が大好きな生物学の研究者・ビリーに北村匠海、現代に恐竜をよみがえらせたディノズアイランドで働くチュウとアンモナー伊藤に“オズワルド”の畠中悠と伊藤俊介が扮している。
前週1位で初登場した『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(東宝)は3位となり、週末3日間で動員23万2000人、興収3億4600万円を記録。公開11日間の累計成績は動員122万人、興収17億円を突破している。
この他、新作では6位に人気4コマ漫画を基に2022年に放送されたTVアニメを再編集した2部作の後編『総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』(アニプレックス)がランクイン。監督は斎藤圭一郎、声の出演は青山吉能、鈴代紗弓、水野朔、長谷川育美らが務めている。
8位には、「マンガ大賞2020」を受賞した山口つばさによる人気漫画を、眞栄田郷敦主演で実写映画化した『ブルーピリオド』(ワーナー)が初登場した。監督は萩原健太郎、共演は高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりといった人気若手俳優が名を連ねる。
既存作品では、4位の『怪盗グルーのミニオン超変身』(東宝東和)が累計で動員249万人、興収31億円を超え、今年公開の洋画では初めて30億円を突破した。
また、5位の『キングダム 大将軍の帰還』(東宝)は累計で動員416万人、興収61億円となり、シリーズ最高興収を達成した。
夏休みシーズン真っ只中、劇場アニメ作品や漫画実写化作品の勢いが止まらない。
【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2024年8月9日~8月11日)
1(2)『インサイド・ヘッド2』:2週目
2(初)『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』:1週目
3(1)『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』:2週目
4(3)『怪盗グルーのミニオン超変身』:4週目
5(4)『キングダム 大将軍の帰還』:5週目
6(初)『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』:1週目
7(5)『デッドプール&ウルヴァリン』:3週目
8(初)『ブルーピリオド』:1週目
9(7)『もしも徳川家康が総理大臣になったら』:3週目
10(9)『あのコはだぁれ?』:4週目
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