世界で日本人選手が目覚ましい活躍を見せ、最も注目されている競技である“ブレイキン”を題材とした映画『ザ・ブレイキン』が9月13日（金）より公開される。今回、ダブル主演として大抜擢されたイギリスのブレイキン界を筆頭するカラム・シンとケルビン・クラークの正体とは！？ 演技のスキルも垣間見える場面カットが公開となった。

ブレイキンのスキルだけじゃない！
主演は世界トップブレイカーの2人

　今回、ダブル主演として大抜擢された２人は、ダンスチームの「トリニティ・ウォーリアーズ」に所属しており、幼いころから一緒にブレイキンをしている親友同士だったこともあり、脚本の読み合わせの段階で監督を魅了したという。

　まずは、ブレイキンに夢中な弟・ベンジー役を演じたカラム・シンを紹介しよう。

　8歳の頃に初めてブレイキンに触れというカラムは、そこからブレイキンに対する野心を持ち続け、トッププレイヤーに。先日開催された世界大会への出場権を得られる予選にも、イギリス代表として出場するほどブレイカーとしての実力が高く評価されている。

　そして真面目な兄・トレイを演じたケルビン・クラークは、イギリスのトップレベルのブレイカーとして知られており、現在は、ダンスチームに所属し、パフォーマンスの部分を追求、各地でツアーを行っている。

　ケルビンはブレイキンだけでなく、世界的ブランドのモデルを務め、本作以降、芝居の指導も受けているなど、ブレイカー・モデル・役者と多方面でその才能を開花させている。

　公開された場面カットでは、思いつめた表情で立ち尽くしている幼い頃の兄弟の姿が映し出されている。

【あらすじ】

　幼いころ、ブレイキンのパートナーだったトレイとベンジー。仲のよい兄弟だったが、ある事故が原因で対立し、目を合わすこともなくなった。優等生のトレイは大学進学を目指して勉学に励み、ブレイキンに夢中なベンジーは注目される存在だが、父親に反抗して家にもよりつかない。家族で祝うはずの父の誕生日会もすっぽかし、連れ戻しに来たトレイの言葉に耳も貸さない。2人はブレイキンで対戦し決着をつけようとするが、その様子がSNSで拡散され、世界選手権のイギリス代表の選考会に招待される。

　突然やってきた大きなチャンス。すべてを投げ出して代表チーム入りを目指す。厳しいトレーニングに耐え、最終選考に残り、関係もゆっくり改善し始める。しかし、大会直前にある出来事がベンジーを襲う。再三、チームの危機を乗り越えて勝ち進むイギリス代表だが、決勝の舞台には無敵のフランス代表が立ちはだかる。個性を出し合い、チームとして協力しなければ、勝ち目はない。果たして2人は、チームを世界一に導けるだろうか？

【作品情報】

■キャスト：カラム・シン、ケルビン・クラーク
ハナ・ジョン＝カーメン、エミリー・キャリー
ジルー・ラスール、エリオット・コーワン
ルシアン・ムサマティ、アリス・イヴ
■監督：ダニア・パスクィーニ＆マックス・ギーワ　
■原案：レイチェル・ヒロンズ　脚本：サリー・コレット
■制作：マット・ウィリアムズ　■撮影：ステファン・ヤップ　
■衣装：デザイン：エレノア・ベイカー
■プロダクションデザイン：シヴォ・グラック
■ヘアメイクデザイン：クロエ・エドワーズ　■振付：ニーク・トラア
■編集：ネイサン・サマーフィールド
2023年/イギリス/102分/DCP/5.1ch/カラー/シネマスコープ
原題：Breaking Point/字幕：平井かおり/G
■提供：楽天　■配給：松竹
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