興行通信社より週末映画動員ランキング（9月6日～9月8日）が発表された。ランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン：ロムルス』など新作映画の順位は？ 前回1位を獲得した映画『ラストマイル』の累計興行収入は？

『ラストマイル』が3週連続1位をキープ！

　今週の動員ランキングは、『ラストマイル』(東宝)が週末3日間で動員31万7000人、興収4億7500万円をあげ、3週連続1位をキープした。累計成績は動員213万人、興収30億円を突破した。
　
　2位には、1979年公開の｢エイリアン｣のその後の物語を、リドリー・スコット製作＆フェデ・アルバレス監督で描いた究極のサバイバル・スリラー『エイリアン：ロムルス』(ディズニー)が、初日から3日間で動員19万3000人、興収3億1900万円を記録して初登場。

　人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”で恐怖に対峙する。出演はケイリー・スピーニー、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノーなど豪華キャストが名を連ねる。なお、全世界興収は440億円を超え、そのうちIMAXの成績は約53億円と、ホラー映画でのIMAX世界興収歴代1位を樹立した。
　
　3位は、前週からワンランクダウンの『インサイド・ヘッド２』(ディズニー)が、週末3日間で動員12万3000人、興収1億6600万円をあげた。累計成績は動員359万人、興収46億円を超えている。
　
　4位には、堤幸彦監督が乃木坂太郎の人気コミックを映画化した『夏目アラタの結婚』(ワーナー)が、初日から3日間で動員8万7000人、興収1億2600万円をあげてランクイン。死刑囚に結婚を申し込む元ヤンキーの夏目アラタ役を柳楽優弥、“品川ピエロ”の異名を持つ日本で最も有名な死刑囚・品川真珠役を黒島結菜が演じ、中川大志、丸山礼らが共演している。
　
　8位には、｢ラブライブ！｣シリーズ3作目と新作ＯＶＡのその後の物語となる映画3部作の第１弾『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』(バンダイナムコフィルムワークス/松竹ＯＤＳ事業室)が初登場。監督は河村智之、声の出演は矢野妃菜喜、大西亜玖璃、相良茉優など。
　
　既存作品では、6位を維持した『キングダム 大将軍の帰還』(東宝/ソニー)が累計成績で動員513万人、興収75億円を突破。また、7位となった『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(東宝)が累計で動員218万人、興収31億円を超えている。

【週末観客動員数ランキングトップ10（興行通信社調べ）】
（2024年9月6日～9月8日）

1（1）『ラストマイル』：3週目
2（初）『エイリアン：ロムルス』：1週目
3（2）『インサイド・ヘッド２』：6週目
4（初）『夏目アラタの結婚』：1週目
5（3）『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』：5週目
6（6）『キングダム 大将軍の帰還』：9週目
7（4）『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』：6週目
8（初）『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』：1週目
9（5）『怪盗グルーのミニオン超変身』：8週目
10（7）『きみの色』：2週目

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