“ビートルジュース”の変わらぬ混乱
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前作の主人公は、田舎の小高い丘の上にある家で仲睦まじく暮らす、アダム(アレック・ボールドウィン)とバーバラ(ジーナ・デイビス)のメートランド夫妻だ。ある日、彼らはかわいいワンちゃんが原因で事故に遭い、幽霊になってしまう。
その後、メートランド夫妻の家に引っ越してきたのが、今作の主人公であるリディア(ウィノナ・ライダー)と、彼女の継母デリア(キャサリン・オハラ)、そして父のチャールズ(ジェフリー・ジョーンズ)だ。
自分たちの家をめちゃくちゃにしようとするリディアたちを何とか追い出したいメートランド夫妻は、霊界のケースワーカーであるジュノ(シルビア・シドニー)に相談する。
ジュノは「人間を怖がらせる専門家」“ビートルジュース”の名前を「決して3度言ってはいけない」と警告するが、夫妻はリディアたちを追い出すために“ビートルジュース”(マイケル・キートン)を呼び出してしまう。
と、まあこんな前作から35年後を描いた今作では、リディアは少女時代と変わらず幽霊を見ることできる霊能力者としてオカルト番組のホストを務めており、前夫との娘・アストリッド(ジェナ・オルテガ)を持つ母親になっている。
母・デリアはアーティストとして大成し(デリアが寄付しているアストリッドの学校には前作でデリアがデザインしたであろう奇怪なオブジェが鎮座している!)、父・チャールズはサメに襲われ唐突に亡くなる。
メートランド夫妻はどうやら天に召されたらしいが、ビートルジュースは相も変わらず好き放題で、混乱を巻き起こしている。