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映画と映画館への愛に溢れたシネマ・エッセイ。映画『映画を愛する君へ』日本版ティザーポスター、場面写真公開

text by 編集部

アルノー・デプレシャン監督の最新作『映画を愛する君へ』が2025年1月31日(金)に全国公開される。本作は、19世紀末に誕生してから現在に至るまでの映画の魅力を語り尽くす、映画への深い愛と映画館への賛美に満ち溢れたシネマ・エッセイだ。日本版ポスターと場面写真が公開された。(文・編集部)

アルノー・デプレシャン監督が映画ファンに贈る

映画を愛する君へ
© 2024 CG Cinéma / Scala Films / Arte France Cinéma / Hill Valle

 本作は、アルノー・デプレシャン監督の過去作『そして僕は恋をする』(1996)や『あの頃エッフェル塔の下で』(2015)でマチュー・アマルリックが演じる主人公ポール・デュダリスに、監督自身を投影した自伝的映画になっている。初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を、映画史と共に描いている。

 本編には、映画史に功績を残した50本以上の名作が登場し、リュミエール兄弟による映画の発明から、黒澤明『乱』(1985)、ジェームズ・キャメロン『ターミネーター2』(1991)、『ノッティングヒルの恋人』(1999)など、世界中の様々なジャンルの映画がスクリーンを駆け巡る。

 今回公開された日本版ティザーポスターは、祖母に連れられて初めて映画館に訪れたポール(6歳)の姿をノスタルジックに捉えており、併せて公開された場面写真は、祖母に連れられて初めて映画館を訪れる後ろ姿、本人役として登場するマチュー・アマルリック、映写機と向き合うポール(14歳)の姿を捉えている。

【作品概要】

監督:アルノー・デプレシャン
脚本:アルノー・デプレシャン、ファニー・ブルディーノ
製作:シャルル・ギルバート
共同製作:オリヴィエ・ペール
音楽:グレゴワール・エツェル
撮影:ノエ・バック
衣裳デザイン:ジュディット・ドゥ・リュズ
出演:ルイ・バーマン クレマン・エルヴュー=レジェ フランソワーズ・ルブラン ミロ・マシャド・グラネール(『落下の解剖学』) サム・シェム
ール ミシャ・レスコー ショシャナ・フェルマン ケント・ジョーンズ サリフ・シセ マチュー・アマルリック(『フレンチ・ディスパッチ』)
2024年/88分/フランス/原題:Spectateurs! 英題:Filmlovers!/カラー/5.1ch/2.35:1 日本語字幕:福家龍一 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
配給:アンプラグド © 2024 CG Cinéma / Scala Films / Arte France Cinéma / Hill Valle
公式サイト
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【了】

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