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“Agust D”の楽曲だけじゃなく、BTSメドレーも

第64回グラミー賞のBTS
第64回グラミー賞のBTSGetty Images

BTSメンバーたちのサインとメッセージが書かれたギターで歌うのは、「Trivia轉:Seesaw」だ。BTSのライブではダンスパフォーマンスしていたこの楽曲を、今回のツアーではコロナ禍の間に習い始めたというギターでの弾き語りバージョンで披露。「3年の間に変化した姿を見せたい」というSUGAの強い思いによって、弾き語りとなったそうだ。

「People Pt.2(feat. IU)」は、IUのパートで「歌ってくれますよね?」と、会場にいるARMYへ当たり前かのようにマイクを向ける。そしてしっかりと歌えるARMYがさすがすぎる。SUGAとARMYの絶大な信頼関係が見えた瞬間だった。

そしてRM、JIMIN、Jung kookとのコラボステージ! もうこれは、劇場でアミボムを大きく振りながら大興奮だった。RMとの「Strange」は、強い絆で結ばれている2人のステージが圧巻。歌詞も、RMとSUGAだからこそ書ける深いメッセージが突き刺さるのでぜひ調べてみてほしい。

JIMINとの「Tony Montana」は、なんと2016年ぶりに披露された2人のユニット曲。普段あまり見ることのできないJIMINのラップ姿が最高にかっこいい。そして、Jung kookとは「Burn It」を披露。圧倒的ボーカルで、ステージをあっという間に掌握したJung kook。頼もしすぎるBTSの末っ子の実力をまざまざと見せつけられた。

さらにBTSのラップライン(RM、SUGA、J-HOPE)メドレーを、SUGAがひとりでパフォーマンス。「ARMYの皆さんが見たいと思う姿をすべてお見せしようと思いました」とSUGAが語っていたように、“Agust D”の楽曲だけじゃなく、こうしてBTSメドレーもパフォーマンスしてくれたのは、ARMYとしてはとても嬉しかった。

“茶色いピアノ”の弾き語りで披露されたのは、「Life goes On」。ラッパー・SUGAが、実はボーカリストとしても高い実力を誇っていることを証明する一曲だ。この楽曲はBTSの同名曲の、“Agust D”バージョンとして制作された。

会場中の輝くアミボムに囲まれながら「時間は流れていって誰かは忘れていくだろう」「それでも忘れないで僕を探してくれ」と、澄み切ったボーカルで歌い上げるSUGAを見て、思わず泣きそうになってしまう。

こんなにもかっこよくて、メンバー愛が激しく強く、さらにARMY想いの男を忘れるわけがないのに…! 会場全体を優しい眼差しで見渡すSUGAを見て、さらに感動を強めた。

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