King Gnuの主題歌に引き込まれる…。
汐路の父・弥が運転し、きょうだい全員を死に至らしめた自動車事故について、「弥の居眠り運転」として片付けられていた件を疑問に感じた4人は、当時の広島県警の担当刑事・志波一巳(でんでん)から、汐路の父の交通事故時の遺品「牡丹柄の人形」「宮島焼の陶器」「USBメモリのフタ」を聞き出し、整たちは各自の蔵を調べ始める。
整は汐路の蔵で、ある劇団の古い興行チケットを発見。当時のその主催者に話を聞きに行き、それに沿って調査を進めていくうちに、狩集家が辿ってきた恐ろしい歴史を知ることになる。
一方で、汐路にとって「初恋の人」であり、顧問弁護士の車坂家の跡継ぎでありながら、司法浪人中の朝晴(松下洸平)が現れる。汐路は再会を喜ぶが、節目節目で話し合いに割り込んでくる朝晴に対し、整は訝しげな表情を見せる。
調べれば調べるうちに、狩集家が辿ってきた、およそ150年にもわたるおぞましい黒歴史、顧問弁護士の車坂家と顧問税理士の真壁家との縁が切れなかった理由、そして、汐路の父・弥の自動車事故の真相が明らかとなり、それらが一本の線で繋がる。
その刹那、流れてくるテレビドラマ版の主題歌、King Gnuの「カメレオン」。劇場版の主題歌には新曲「硝子窓」が採用されているのだが、やはりドラマを見た上で鑑賞した人にとっては、この作品が持つ独特の色と「カメレオン」のメロディーがマッチし、思わず引き込まれてしまうのだ。