映画『イレイザー・ヘッド』<あらすじ、ネタバレ、キャスト>結末の内容は? デヴィッド・リンチの長編デビュー作を徹底紹介
text by 編集部
出典:Amazon
イレイザー・ヘッド
- 原題:
- Eraserhead
- 製作年:
- 1977年(アメリカ)
- 監督:
- デヴィッド・リンチ
- 脚本:
- デヴィッド・リンチ
- 撮影:
- フレデリック・エルムス, ハーバート・カードウェル
- 音楽:
- ピーター・アイブス
- 配給:
- リブラ・フィルムズ
- 上映時間:
- 89分
映画『イレイザー・ヘッド』の【あらすじ】、【ネタバレありあらすじ】を紹介。鬼才デヴィッド・リンチ監督の長編デビュー作。ジャック・ナンスが出演。主人公の悪夢的経験を全編モノクロ映像でつづり、5年の歳月をかけて撮影された自主製作映画。衝撃のラストまで徹底網羅!
映画『イレイザー・ヘッド』のあらすじ
モジャモジャ頭とだぼだぼなスーツがトレードマークの印刷工員ヘンリー・スペンサー(ジャック・ナンス)は、とある幻覚を見る。それは、宇宙のどこかの星で、謎の男がレバーを引くと、火山の火口から胎児が吹き上がり、水たまりに落ちるというものだった。
ある日、休暇中のヘンリーが工場地帯から自宅アパートに戻ると、隣人の美女(ジュディス・アンナ・ロバーツ)から、彼女のメアリー(シャーロット・スチュアート)から至急会いたいと電話があったと告げられる。自室に入ったヘンリーは、そのままラジエーターで濡れた靴下を乾かし、浮かない顔でメアリー家に向かう。
メアリーの家に到着したヘンリーは、両親への挨拶もそこそこに、メアリー一家と食卓を囲む。卓上にあるのは、メアリーの父親ミスター・X(アレン・ジョゼフ)自慢のチキンの丸焼きだ。30年の熟練配管工のミスター・Xは、メアリーの母親ミセス・X(ジーン・ベイツ)にチキンを切ってほしいと頼み、切ってもらう。
と、ヘンリーがチキンにナイフを入れると、突然チキンの丸焼きの足が動き出し、鮮血が噴き出てくる。困惑するヘンリー。続いて、ミセス・Xが半狂乱になって部屋を飛び出し、メアリーが母の跡を追う。
その後、平静を取り戻したミセス・Xは、部屋に戻ってメアリーと肉体関係があったかどうかをヘンリーに問いただす。しかし、ヘンリーは回答を濁し、「メアリーを愛しています」とだけ返答。ミセス・Xから首を舐め回され、メアリーが泣きわめく。
と、ここで、メアリーは、自身が赤ちゃんを出産したことを報告。ヘンリーは父親になったことを自覚し、メアリーとの結婚を決意する。
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