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映画『エクソシスト』悪魔の正体は? モデルとなった実話は? 考察&評価。シリーズ史上最も怖い…タイトルの意味と音楽も解説

text by 編集部
映画『エクソシスト』のワンシーン

『エクソシスト』のワンシーン【Getty Images】

エクソシスト

3.5

演出:
16点
脚本:
15点
配役:
14点
映像:
14点
音響:
15点

映画『エクソシスト』のあらすじ、ネタバレあらすじに加え、演出・脚本・配役・映像・音楽の5つの視点で徹底解説。ウィリアム・フリードキンの演出や、天才子役リンダ・ブレアのその後の人生、映画史に残る名作はどんな話? 作品の魅力を多角的な視点から解き明かす。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

『エクソシスト』のあらすじ

『エクソシスト』のワンシーン
『エクソシスト』のワンシーン【Getty Images】

 ランカスター・メリン神父(マックス・フォン・シドー)は、イラク北部で古代の遺跡を探索する調査活動に参加し、悪霊パズズの像を見つけ出す。メリン神父は「この邪悪な宿敵と再び対峙する日が近い」と予感する。

 女優のクリス・マクニール(エレン・バースティン)は、体制に抗う若者たちの姿を描く学園映画の撮影のため、ワシントン近郊のジョージタウンに家を借り、12歳の愛娘リーガン(リンダ・ブレア)と幸せな生活を送っていた。

 一方、同様にジョージタウンに住むデミアン・カラス神父(ジェイソン・ミラー)は、時折ニューヨークに住む母親を訪ねる。彼の母親はギリシャからの移民で、ラジオから流れるギリシャ音楽に耳を傾けながら小さなアパートでゆっくりと日々を過ごしていた。

 教会の支援を受け一流大学で勉強したカラス神父は、貧しい状況の中、一人で暮らす母に心から申し訳なさを感じている。

 実のところ、プラグマティストの精神科医である彼は、医師としての仕事をこなせば母を楽にさせることができると考えていた。しかし、実際には清貧の誓いに縛られ、遠くの赴任地で貧しい生活を送り、母の世話をすることができない現実に直面するのだった…。

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