STEM教育にぴったりのApple TV+
製作したApple TV+は、宇宙をテーマにした良質な作品を多く作っていることで知られる。
しかしながら、残念なことに他のストリーミングサービスほど注目されていない。同サービスの登録者が比較的少ないのは、取り扱っている作品の多くが教育的だからではないだろうか。
宇宙開発競争でソ連が勝利を収めていたら、というifを描いた独占配信ドラマ『フォー・オール・マンカインド』(2019~)をはじめ、宇宙空間で災害にあった宇宙飛行士のその後を描いたドラマ『コンステレーション』(2024)、子どもをターゲットにした『スヌーピー 宇宙への道』(2019)、銀河を舞台にした『ファウンデーション』(2021~)やドキュメンタリーなど、STEM教育を意識したような宇宙コンテンツが並ぶ。
どれも見応えがあり学びに富んでいる一方で、NetflixやAmazonプライム、ディズニープラスと比較すると、忙しい現代人が仕事や勉強の後にリラックス目的で見るセレクションとは言い難い印象がある。