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映画『ゴーン・ガール』【ネタバレあり】あらすじ

 ――だが、エイミーは生きていた。

 彼女はまず、近所の主婦に、自身が妊娠したと嘘をついた。日記については、ニックに疑いが向くように、前もって書いておいて、最後に少し燃やした。

 極め付けは、事前に採取しておいた床の血痕だ。そう、全ては彼女の計画通りだったのだ。彼女は、購入した車で家を離れ、髪を金色に染めると、モーテルで新生活を始めた。

 しかし、彼女の行動に、唯一疑いを持っている男がいた。そう、ニックだ。一連の騒動が、自分を死刑にするための罠だと気づいたニックは、優秀な弁護士のタナー・ボルトに連絡。自らの無罪を証明するために反撃に出る。

 調べていくうちに、エイミーはかつて自身の思い通りにならない人物をレイプ犯に仕立て上げ、人生を狂わせていたという事実が判明。

 しかし、状況の打開には至らず、まずはニック自身がテレビで不倫を釈明すべきだという結論に至る。そこで、ニックは、自身に批判的なニュース番組に出演するという大胆な作戦に出る。

 一方、モーテル住まいのエイミーは、隣に住んでいた若い女と昵懇の仲になるが、お金を奪われてしまう。行く当てを失ったエイミーは、仕方なく昔付き合っていたデイジー・コリングスに助けを求める。

 初めのうちは驚いていたデイジーだったが、ニックに殺されないために逃げたと語るエイミーの言葉を信じ、別荘にかくまうことにする。

 2人は、ニックのインタビュー映像をテレビで見ていた。献身的なニックの姿に、再びエイミーの中に彼への愛情が芽生え始める。

 エイミーは髪を短く切ると、白いランジェリーにワインをしみ込ませ防犯カメラに向かって悲鳴を上げ、腕に縛られた痕を作る。全ては、デイジーをレイプ犯に仕立て上げるためだ。

 そして、帰って来たデジーベッドに誘惑。セックス中に、カッターでデイジーの首元を切りつけた。

 失踪から30日後。ニックの元に血まみれのエイミーが帰ってきた。搬送先の病院で事情聴取を受けたエイミーは、デイジーに誘拐されレイプされたと主張する。

 自宅に戻ったニックが彼女に詰め寄ると、エイミーは悪びれる様子もなく自身の殺人を正当化し、ニックがテレビ番組で見せた「妻の帰宅を嘆願する夫」こそが理想だと述べる。

 世間は無事に生還を果たしたエイミーをもてはやしたが、ニックは真実の暴露を諦めていなかった。

 そして、テレビのインタビュー出演の機会に恵まれたニックは、精子バンクに登録したニックの精子で妊娠したことをエイミーから伝えられる。怒り心頭のニックだったが、エイミーの凄みに気圧されてしまう。

 インタビューを終えたニックは、マーゴの家に向かい、子供が成人するまではエイミーと人生を共にすることを打ち明ける。マーゴは彼の身を案じて反対するが、ニックは覚悟を決めていた。

 一方、放送されたインタビュー番組には、困難を乗り越えて再び結ばれた夫婦の姿が映し出されていた。

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