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映画『ヘイトフル・エイト』密室殺人の犯人と結末は? 徐々に明らかになる男女8人の因縁とは?<あらすじ、ネタバレ>

text by 編集部

映画「ヘイトフル・エイト」の【あらすじ】、【ネタバレありあらすじ】を紹介。クエンティン・タランティーノ監督作品。サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リーら出演。第88回アカデミー賞と第73回ゴールデングローブ賞を受賞した、息を呑む密室ミステリーを結末まで徹底網羅!

映画『ヘイトフル・エイト』のあらすじ

監督のクエンティン・タランティーノ【Getty Images】
監督のクエンティンタランティーノGetty Images

 南北戦争終結後の冬。賞金稼ぎで元北軍少佐の黒人マーキス・ウォーレン(サミュエル・L・ジャクソン)は、レッドロックへ遺体を運ぶ途中に立ち往生し、ワイオミング州の山中で駅馬車を止める。

 そこには、標的を生きたまま引き渡す賞金稼ぎジョン・ルース(カート・ラッセル)と1万ドルの賞金首デイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)が乗っていた。

 ルースは当初、ウォーレンをデイジーの仲間と勘違いしたが、面識があることを思い出し、武器を取り上げた上で同乗を許す。

 駅馬車の中でルースは、ウォーレンがかつてリンカーンと文通していたことを思い出す。そして、ウォーレンに、リンカーンが書いた手紙を見せるようにせがむ。大事に持ち歩いていた手紙をルースに見せるウォーレン。

 しかし、デイジーが手紙に唾を吐いたことから、反射的に彼女を殴りつけ、ルースもろともデイジーを馬車から振り落としてしまう。

 その後、落ちた2人を助けるために、駅馬車が止まる。そこへ、またもや1人の男がやってくる。彼の顔を見たルースは、それがマニックス略奪団の団長の息子クリス・マニックス(ウォルトン・ゴギンズ)だと言う。

 しかし、彼は、自身がレッドロックに赴任した保安官で、自分を放置すれば縛り首になるだろう、と3人に伝える。ルースはしふしぶ彼の同乗を許し、代わりにウォーレンに銃を返して牽制させる。

 ウォーレンを知っていたというマニックスは、馬車の中で彼について語る。マニックスによると、ウォーレンは北軍の騎兵隊で軍功を挙げたが、その後捕虜に。

 そして、脱出時に他の捕虜たちを焼殺し、そのかどで、除隊させられたのだと言う。続いてマニックスは、黒人に侮蔑的な言葉を吐き、対照的に略奪団を賞賛するが、ウォーレンから銃を突きつけられて押し黙る。

 猛吹雪が迫る中、一行は「ミニーの紳士服飾店」に停車する。しかし、店主のミニー(デイナ・グーリエ)は留守で、メキシコ人のボブ(デミアン・ビチル)が彼らを迎え入れる。

 店には、イギリス英語に達者なオズワルド・モブレー(ティム・ロス)とカウボーイのジョー・ゲージ(マイケル・マドセン)、元南軍のサンディ・スミザーズ(ブルース・ダーン)の3人がおり、ルースがデイジーの仲間かどうかを一人一人聞いていく。

 一方、ウォーレンはボブにミニーについて聞くが、なかなか要領を得ず、疑念を深める。

 一方マニックスは、南軍のよしみであるスミザーズとの邂逅を喜び、思い出話に花を咲かせる。そこに、ウォーレンが割って入り、戦時中に多くの黒人を殺戮した老将軍だ、と言い始める。

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