劇場で観るべき? その理由は? 映画『ホーンテッドマンション』徹底考察。超怖いのに笑える…忖度なしガチレビュー
text by 野原まりこ
ディズニーランドの人気アトラクションを映画化! 没入型“超エンタメ・アトラクション・ムービー”、映画『ホーンテッドマンション』が絶賛公開中だ。アトラクションから飛び出した、怖いのに可笑しいゴーストたちの魅力に迫る。大人も子供も、本作を映画館で観るべき理由とは? (文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
ディズニーの人気アトラクションが映画化!?
ファン必見の没入型ムービー
私たちに夢を与え続けてくれるウォルト・ディズニー・カンパニーが、2023年10月に創立100周年を迎える。
そんな記念すべき年に、ディズニーランドの人気アトラクションである、ホーンテッドマンションが実写映画化された。
監督を努めたジャスティン・シミエンは、ディズニーランドのキャストとして働いていたという経歴を持つ。そんなディズニーを愛する監督がお届けするのは、恐怖と笑いが融合した“超エンタメ・アトラクション・ムービー”だ。
“どこまでも続く長い廊下”や“縦に伸びる部屋”“ウェディングドレスを着たゴースト”など、アトラクションの世界観が映画の中で繰り広げられる、まさに没入型と言える本作。
999人のゴーストが取り憑く屋敷で、1,000人目の仲間を待っている、首のない亡霊・ハットボックス・ゴースト。そんなゴーストたちに翻弄されるのは、シングルマザーのギャビーと、息子のトラヴィス。心霊写真家のベン、訳あり神父のケント、霊媒師のハリエット、悪霊の歴史に詳しい大学教授のブルース・デイヴィス。
個性的なキャラクターたちとホラーコメディーお約束の展開は、大人も子ども楽しめる内容だ。そして大切な人を失う悲しみや、人との絆の大切さについて考えさせられる仕上がりになっている。
999人のゴーストが住む呪われた館『ホーンテッドマンション』のあらすじは次のページでご案内しよう。