ハリウッドでおなじみの俳優たちが織りなす恐怖と笑いの世界
今回クセの強いキャラクターを演じるのは、ハリウッドを代表する個性派俳優たち。
屋敷に引っ越してくる医師でシングルマザーのギャビーを演じるのは、スター・ウォーズの実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』のロザリオ・ドーソン。
訳ありの神父を演じるのは、映画『ミッドナイト・イン・パリ』や、マーベルのドラマシリーズ『ロキ』などのオーウェン・ウィルソン。胡散臭い霊媒師のハリエットをコメディエンヌのティファニー・ハディッシュが演じた。
中でもギャビーの息子役を演じたチェイス・ディロンの海外ホラー映画でお約束のリアクションは、観ているこちら側を笑いと恐怖の世界に誘う。
悪霊に詳しい大学教授のブルースを演じたダニー・デヴィートは、アニメの世界から出てきたような個性的な容姿が面白く、おじいちゃんキャラであるのにも関わらずコミカルに動き回る様子には、心をグッとつかまれた。
そしてラッパーで俳優のラキース・スタンフィールドは、今回物語のキーマンとなる心霊写真家のベンを演じた。最愛の妻を亡くして悲しみに暮れるベンが悲しみに立ち向かう様子と、心の葛藤が表れる涙には、こちらにまで悲しみが伝染すると同時に、苦しみに立ち向かう勇気をくれる。
様々な怖い仕掛けに対する俳優たちの新鮮なリアクションは、面白さだけではなく、観客にドキドキハラハラ感を与え、次の展開に誘う案内人のような役割を果たしている。