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タイトルの意味は…? チーフはなぜ心変わりした? 映画『カッコーの巣の上で』徹底考察。トラウマ級のロボトミー場面も解説

text by 編集部
映画『カッコーの巣の上で』ウィル・サンプソン とジャック・ニコルソン

映画『カッコーの巣の上で』ウィル・サンプソン とジャック・ニコルソン【Getty Images】

カッコーの巣の上で

4

第48回アカデミー賞 - 作品賞、監督賞、男優賞、女優賞、脚色賞
第33回ゴールデングローブ賞 - 最優秀作品賞(ドラマ)、最優秀主演男優賞(ドラマ)、最優秀主演女優賞(ドラマ)、最優秀監督賞、最優秀脚本賞

演出:
14点
脚本:
17点
配役:
18点
映像:
13点
音響:
13点

映画『カッコーの巣の上で』を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説。ジャック・ニコルソンが主演を務め、精神病院内の不条理を描き、アカデミー賞を総なめにした不朽の名作。タイトルに隠された意味とは? 童話『マザーグース』との関係性とは? 多角的な視点で明らかにする。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

『カッコーの巣の上で』のあらすじ

映画『カッコーの巣の上で』ジャック・ニコルソン
映画カッコーの巣の上でジャックニコルソンGetty Images

主人公のマクマーフィーは、周囲を欺いて収容されていた刑務所から精神病院へと移されてきた囚人だ。

新たな環境で彼は、婦長によって決められた数々のルールを破り、他の患者を扇動してグループセラピーではなくベースボールを観ようとしたり、受け取った向精神薬を飲んだように見せかけたりしながら過ごす。

周囲の患者たちも徐々にマクマーフィーに感化され、彼と共に無断外出などのルール破りを繰り返すうち、マクマーフィーは激怒した婦長から外出を禁じられる。

ある日、彼は患者同士の揉めごとを仲裁しようとして巻き込まれ、懲罰を受けることに。電気ショック療法の順番を待つなかで、チーフという患者も病状を偽っていることを知ったマクマーフィーは、彼を脱走に誘う。

しかし自信のないチーフは、その提案を断る。

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